
アメリカのクレジットカードのサインアップボーナスは魅力的なものが非常に多いですがそのためのミニマムスペンドを達成するのが難しく、カードを作るのを躊躇している方もいるのではないでしょうか。
今回はそんなミニマムスペンドを達成するのためのアイディアをたくさん紹介していきます。
【ミニマムスペンドとは】

ここで言うミニマムスペンド(Minimum Spend)とはクレジットカードのサインアップボーナスを受け取るために必要な出費の条件です。
サインアップボーナスを受け取るための条件は、カードを受け取ってから最初の購入を行った時点でボーナスを受け取れるような非常に簡単な条件から、3ヵ月で$20,000の使用を求められるような厳しい条件まで様々です。
簡単なものはものでも良いボーナスもありますが、サインアップボーナス獲得を目的としてクレジットカードを作っているといずれ厳しい条件のクレジットカードも作りたくなることもあるでしょう。
なぜなら一般的に厳しい条件を求めるカードは高級なクレジットカードで、そのサインアップボーナスも付帯する様々な特典も魅力的なことが多いためです。
それではより良いボーナスを獲得するためのミニマムスペンド達成アイディアを紹介していきます。
【日常の支払いを新しいカードに切り替える】

まずは日々の買い物からカフェのコーヒー1杯まで、今まで使っていたカードから新しいカードに支払いを切り替えましょう。
1つ1つは大きな金額ではないかもしれませんが、塵も積もれば山となるで、合わされば馬鹿にできない金額になるはずです。
【Auto Pay 自動支払いを新しいカードに切り替える】

電気やガス、水道などの公共料金やスマートフォンの料金など月々の定期的な支払いは、自動支払いに登録している方も多いのではないでしょうか。
面倒ではありますが、この自動支払いの設定を変更して請求を新しいカードに来るようにすることでミニマムスペンド達成の金額に充てることが出来ます。
【家賃や住宅ローンを払う】

家賃や住宅ローンは家計の出費の大きな割合を占める方が多いかと思います。
これらをクレジットカードで支払う場合は手数料がかかることもありますが、他の方法でミニマムスペンド達成が困難な場合は検討してみても良いでしょう。
ご自身の契約先がクレジットカードでの支払いに対応していない場合でも Bilt の Pay Rent や Plastiq などのサービスを使うことで支払いが可能になるかもしれません。
【税金を払う】

税金の支払いも大きな出費につながるチャンスと言えるかもしれません。
税金をクレジットカードで支払う場合 は手数料がかかってしまいますが、元々クレジットカードで支払っている方はミニマムスペンドに充てると効率的です。
Web サイトによっては Paypal Bill Pay や Google Pay 経由などで支払い出来るのでそれらも上手く活用していきましょう。

PayPal Bill Pay を利用してお得に請求書を払う方法
クレジットカード併用で真価を発揮する PayPal Bill Pay についての解説です。
【将来の旅行を予約する】

アメリカに来たのであれば旅行は楽しみの1つである方もいるでしょう。私もその1人です。
クレジットカードで貯まるポイントでカバーできる費用もあるでしょうが、全てをカバー出来ない場合は手出しが必要です。
フライトチケットやホテル、レンタカーの予約など事前に支払いが可能な料金も多いので将来の旅行の予約をミニマムスペンドが必要な期間中にするのも良いでしょう。
【支払いを建て替える】

複数人で食事を行った場合に支払いを1つにまとめるケースもあるのではないでしょうか。
そういった場合に積極的に支払いを建て替えて、あとから送金してもらえば自分の出費を抑えながらクレジットカードの利用額を増やすことが出来ます。
一緒に食事した方の同意は当然必要になるかと思いますので、事前に合意を得ておくとよいでしょう。
【ポイントやマイルを購入する】

エアラインマイルやホテルポイントはクレジットカードで購入することが出来ます。
将来の旅行の予定が具体的に決まっていない場合はこういったマイルやポイントを購入するのも良いでしょう。
定価で買うとあまり得とは言えませんので、セールなどで安く購入出来る時にするのがおすすめです。
【ギフトカードの購入】

自分がよく使う店や将来的に使うことがほぼ確定しているギフトカードを購入するのも1つの手です。
使わないギフトカードはただただ無駄になるので注意しましょう。
使うクレジットカードでより多くポイント還元やキャッシュバックを得られる場所で買うのが理想です。
【プリペイドカードへのチャージ】

アメリカにも日本にもクレジットカードからチャージできるプリペイドカードの類は多くあります。
モバイル Suica や ANA Pay などの日本のサービスはアメリカのクレジットカードからもチャージ出来ます。
また Amazon のギフトカードバランスへのリロードも Amazon を適度に使う人なら役立つでしょう。

【ミニマムスペンド達成】ANA Pay 活用でアメリカクレジットカードのサインアップボーナスゲットする方法
アメリカでのANA Pay利用について解説!ミニマムスペンド達成の一助になります!
【出張の料金を建て替える】

会社で許可されている場合に限りますが、フライトやホテル、レンタカーの手配など会社へ出張費として請求出来るものを建て替えることが出来る場合もあるでしょう。
出張が頻繁にある人はこういった費用を新しいクレジットカードに請求することでミニマムスペンド達成へ近づくことが出来るでしょう。
【家族や信用している人に助けてもらう】

ミニマムスペンドの期限が近づいてこのままでは達成困難となってしまったら、事情を話して家族など信頼出来る人を頼ることも考えられます。
協力してもらえる人がいる場合はその人の買い物などをあなたのカードで行い、代金は小切手やアプリなどで送金してもらいましょう。
【Authorized Users カードを発行する】

Authorized Users カードとは家族カードのようなもので、このカードでの支払いもメインカードのミニマムスペンドにカウントされるケースが大半のはずです。
パートナーなどに協力してもらえる場合はこのカードを作って2馬力でカードの利用額を増やしましょう。
【銀行口座を開設する】

詳しくは下記記事で解説していますが、銀行口座を新たに開設する時の初期の入金としてクレジットカードを使える場合があります。
キャッシング扱いされているとミニマムスペンドにはカウントされないので注意が必要ですが、場合によってはこの方法で大きくミニマムスペンド達成に近づくことが出来ます。

ミニマムスペンド達成アイディア - クレジットカードで銀行口座に入金する方法
ミニマムスペンドの達成のアイディアとしてクレジットカードから銀行口座に入金することでカードの利用額を稼ぐ方法を紹介します。
【再販を行う】

安く仕入れが出来てそれを売ることが出来れば、利益を上げつつ、もしくは少額の手数料で利用額を稼ぐことが出来ます。
これはある程度経験や知識が必要になるのですぐに高額の支出を作るのは難しいですが、上手く軌道に乗せることが出来ればかなり美味しい方法です。
【寄付をする】

この方法を取るのが良いか悪いかは置いておいて、寄付をクレジットカードで受け付けているところもあります。
これもミニマムスペンドの利用額にカウントされるので1つの手段として覚えておいても良いかもしれません。

クレカの支出を無理やり増やす作戦 KivaはManufactured Spendingに使えるのか試してみた
クレジットカードの支出を増やし、その額を回収する作戦です。
【クレジットカード発行タイミング調整する】

高額のミニマムスペンドを達成するためには、将来予想できる大きな出費に合わせてクレジットカードを作るというの大切です。
クレジットカードの期間限定のオファーと個人的な高額の出費のタイミングがマッチするかどうかは分かりませんが、作ってみたけど条件が達成できないとなるよりも良いでしょう。
【最後に】

いかがでしょうか。なにか1つでも皆さんのミニマムスペンドを達成する助けになれば幸いです。
ミニマムスペンドを達成するために本来必要のない出費をしてしまっては元も子もありませんので、あくまで無理のない範囲で取り組むことが大切です。
またクレジットカードの利用額を払えず利息が付いてしまうと最悪ですので、あくまでも余裕をもって支払い能力のある範囲でのオファーに取り組むと良いでしょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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3 件のコメント:
いつも分かり易い内容で勉強させていただいています。
一点質問させて下さい。クレジットのミニマムスペンド達成のために、賃貸家賃のPlastiq払いを検討しているのですが、これはリスクの高い方法になるのでしょうか?
クレジットはAMEXのビシネスGoldかPlatinumを考えており、大家も小切手での支払いを認めています。
3ヶ月の中で10000$以上の支払いができ、こちらとしては後から現金で回収するようなものでもないクリーンな払いなのですが、明細上はPlastiqとしか入らず額も大きいため、AMEXがどう判断するのかなと少し不安があります。
よろしくお願いいたします。
シャットダウンやクローバックのリスクと言う意味ではPlastiqについては問題を聞いたことはありません。
Plastiqは手数料がかかりますが、それさえ受け入れられるなら有用な方法かと思います。
早速のコメント、ありがとうございました!
もちろん最後はリスクも含めて自己判断ですが、いただいた内容も併せて検討したいと思います。
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