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2023/11/29

Citi Premier Card 評価レビュー - 次なる選択肢になるのか


Citi Premier Card はChaseで言うSapphire Preferred やCapitalで言うVenture Rewardsのような立ち位置でCitiから発行されているカードです。

今回はそんなCitiのエーストラベルカード、Citi Premier Card について解説していきます。


【評価・年会費・特典】

Citi Premier Card
おすすめ度 ★★★☆☆
カードブランド Citi / Personal
年会費 $95
ポイント還元率 3% レストラン、スーパーマーケット
ガソリンスタンド、航空旅行、ホテル
1% その他
サインアップボーナス 60,000 Citi ThankYou Points (CTYP)
ボーナス条件 3カ月以内に$4,000の使用
その他の主な特典 ThanksYou ポイントを提携マイル/ポイントへ転送可
トラベルポータル経由の予約で$100/年のホテル割引
外国為替手数料 なし
公式サイト citi.com

旅行でポイントの貯まりやすいカードといことで立ち位置はChase Sapphire Preferred によく似ています。

3%還元の範囲が広く、レストラン、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、航空旅行、ホテルと主要なカテゴリを抑えています。

American ExpressやVisaのカードが過多になりがちな我々にMastercardブランドを提供してくれています。

トラベルポータル経由の$100/年ホテル割引で年会費を殆どカバー出来そうなところですが、トラベルポータルがホテル最安値を表示しないケースも多くありこれを$100の価値がある特典と評価できるかは怪しいところです。

Citi ThankYou Points (以降:CTYP)もキャッシュバックとして使うなら良いのですが、提携先にポイント転送となると少々クセのあるパートナーが多く、唯一のアメリカ国内に拠点のあるエアラインはジェットブルーと海外旅行をしないのでしたら扱いにくいかもしれません。

ただサインアップボーナスは十分優秀なので選択肢には入るカードですし、AmexやChase以外のブランドのカードを欲しくなった方に向けたカードでは無いかと思います。


【サインアップボーナス】

積み立て

Citi Premier の通常のサインアップボーナスは60,000 CTYPです。

ただし期間限定では75,000~80,000 CTYPのオファーが来ることもあるようですので、可能であればそのタイミングを狙いたいところです。

また48ヵ月ルールがあり、このカードのボーナスを48ヵ月以内にもらっている場合は新たなサインアップボーナスは手に入りません。

逆に言えば48ヵ月待てばまたボーナスが貰えるのでChaseのSaphireなどと組み合わせて4年に1回ボーナスを貰うようにしても面白いかもしれません。

Citiカード申請の条件としては8/65ルールがあります。

これはCitiのパーソナルカードは8日に1枚のみ、65日に2枚までが承認の上限というルールです。

直近でCiti/AAdvantageなんかを作っている場合引っ掛かる可能性があります


【Citi ThanksYou ポイントの使い道】

エンジョイ!

正直に言って、優秀なポイント転送先を揃えているAmexのMRポイントやChaseのURポイントと比べると多少見劣りしてしまう点は認めざるを得ません。

Citi ThanksYou ポイントの主な使い道は2つあります。

1つは1ポイント=1セントを目安にギフトカードや現金に交換する方法です。

たまに1ポイント=1セントに満たないギフトカードがあるようなので注意しましょう。

もう1つはエアラインやホテルなどのパートナーへポイント転送する方法です。

上手く使えば1ポイント=1セント以上の価値で交換出来ますが、どこも少々クセが強く、お得なエアラインの調べ方が分からなければ扱いにくいかもしれません。

下記が転送パートナーになります。

  • AEROMEXICO (1,000 Points = 1,000 Aeromexico Rewards Points)
  • ALL - ACCOR LIVE LIMITLESS (1,000 Points = 500 ALL Reward points)
  • AVIANCA LIFEMILES (1,000 Points = 1,000 LifeMiles)
  • CATHAY PACIFIC (1,000 Points = 1,000 Asia Miles)
  • CHOICE PRIVILEGES (1,000 Points = 2,000 Choice Privileges points)
  • EMIRATES SKYWARDS (1,000 Points = 1,000 Skywards Miles)
  • ETIHAD GUEST (1,000 Points = 1,000 Guest Miles)
  • EVA AIR (1,000 Points = 1,000 Infinity MileageLands Miles)
  • FLYING BLUE (1,000 Points = 1,000 Flying Blue Miles)
  • JETBLUE TRUEBLUE (1,000 Points = 1,000 TrueBlue points)
  • LEADERS CLUB (1,000 Points = 200 Leaders Club Points)
  • QANTAS FREQUENT FLYER (1,000 Points = 1,000 Qantas Points)
  • QATAR PRIVILEGE CLUB (1,000 Points = 1,000 Avios)
  • SHOP YOUR WAY (1 Point = 10 Shop Your Way Points)
  • SINGAPORE AIRLINES (1,000 Points = 1,000 KrisFlyer Miles)
  • THAI ROYAL ORCHID PLUS (1,000 Points = 1,000 Royal Orchid Plus Miles)
  • TURKISH AIRLINES MILES&SMILES (1,000 Points = 1,000 Miles&Smiles Miles)
  • WYNDHAM REWARDS (1,000 Points = 1,000 Wyndham Rewards points)
  • VIRGIN ATLANTIC FLYING CLUB (1,000 Points = 1,000 Virgin Points)

  • 【その他の特典】

    特典の確認

    トラベルポータル経由の予約で$100/年のホテル割引

    トラベルポータル経由の予約で$100/年ホテル割引を受けることが出来ます。

    年会費を殆どカバー出来そうなところですが、トラベルポータルがホテル最安値を表示しないケースも多くありこれを$100の価値がある特典と評価できるかは怪しいところです。

    延長保証、破損及び盗難に対する保護

    Citi Premier で購入した商品では保証を受けることが出来ます。


    【ポイント還元率】

    ポイント還元

    Citi Premierは基本$1使用で1ポイントで、レストラン、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、航空旅行、ホテルで3倍、その他で1倍となっています。

    このポイント還元が結構良く、レストラン、スーパーマーケット、ガソリンスタンドの通常の生活で大きくなりがちな出費の3大カテゴリを網羅してるのは優秀な点です。

    他のカードは還元率が2%だったり、一部では高い還元率を持っていてもすべてが揃ってるわけではいので財布に入れておくと活躍する見込みがあるでしょう。


    【対抗カード】

    Chase Sapphire Preferred

    Chase Sapphire Preferred

    このCiti Premierを作る前にはSapphire Preferredを抑えておきたいところです。

    同じく年会費$100弱のトラベルクレジットカードではSapphire Preferredに軍配が上がるでしょう。

    Chase Sapphire Preferred 評価レビュー - アメリカ最強カードの1枚

    Chase Sapphire Preferred 評価レビュー - アメリカ最強カードの1枚

    Chase Sapphire Preferredについて解説しています。Chaseの中で最初に挑戦するならこのカード!

    Venture Rewards

    Venture Rewards

    同じく年会費$100弱のCapital OneのVenture Rewardsとはいい勝負をしそうです。

    こちらは飛行場でのラウンジアクセス権のあるカードで、その他カテゴリでも2%還元得られるのが魅力です。

    【シンプルな扱いやすさ】Venture Rewards Credit Card評価レビュー

    【シンプルな扱いやすさ】Venture Rewards Credit Card評価レビュー

    高額サインアップボーナスとラウンジアクセス付の優秀カードVenture Rewardsについての解説です。還元率も常時2%と大変優秀です。


    【まとめ】

    まとめ

    いかがだったでしょうか。Amex や Chase の頻繁に話題に上がるカードと比べるとどうしても多少見劣りする点はあるかと思います。

    しかしAmexやChaseのカードだけでなくCitiやCapital Oneなど他の会社のカードを持っているとそこでしか獲得できないオファーなんかもあります。

    カード特典としてはサインアップボーナスと3%還元のカテゴリが優秀なカードです。

    Chaseにはご存じ5/24ルールが、Amexもクレジットカードは5枚までしか持てない制限があります。

    これらの上限に達したり、他のブランドのカードも試してみたい場合にはCiti Premier は十分選択肢になりうるカードでしょう。


    以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。

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