ChaseのSapphireカードはSapphire系のカードを既に所持していたたり、48ヵ月以内にSapphire系のサインアップボーナスを受け取っていると新規のカードを作ってもサインアップボーナスを受け取れません。
そのためSapphire Preferredを作るのか、Sapphire Reserveを作るのかは悩むところです。
今回はこれらのカードを比較してどちらがおすすめなのか考えていきます。
【基礎スペック比較】
Sapphire Preferred |
Sapphire Reserve |
|
---|---|---|
年会費 | $95 | $550 |
サインアップ ボーナス |
60,000URP | 60,000URP |
ボーナス条件 | 3カ月以内に$4,000の使用 | 3カ月以内に$4,000の使用 |
ポイント還元 |
5%:ポータル経由の旅行 3%:食事、スーパーマーケット 3%:一部ストリーミングサービス 2%:その他の旅行 |
10%:ポータル経由のホテル、レンタカー 5%:ポータル経由のフライト 3%:食事 3%:その他の旅行 |
トラベルポータル | 1ポイント=1.25セント | 1ポイント=1.5セント |
ポイント転送 | 1:1転送、航空会社10社とホテル3社 |
|
外国為替手数料 | なし | |
その他特典 |
アニバーサリーポイント Gopuffクレジット$10/月 Instacartクレジット$15/四半期 各種保険 |
$300のトラベルクレジット Priority Pass loungesの利用 Global Entry等のクレジット$100/4年 Gopuffクレジット$10/月 Instacartクレジット$15/月 各種保険 |
年会費の高いReserveの方が当然特典も多いのですが、問題はその特典で年会費を回収できるか、と言う点です。
特にPreferredは同年会費のカードの中でもズバ抜けて優秀なカードですのでReserveはその多くの特典でどうこの差を埋めれるかによります。
それでは各項目について詳しく見ていきましょう。各カードの個別記事は以下を参照してください。
【年会費はPreferred有利】
Preferredの年会費は$95、Reserveの年会費は$550とその差は年間$455と馬鹿に出来ない金額です。
Reserveの年間$300のトラベルクレジットを考慮してもその差はまだ$155あります。
この差分の価値がReserveにあるのかが焦点になります。
【サインアップボーナスは同じ】
サインアップボーナスはPreferredは60,000ポイント、Reserveは60,000ポイントと現在は同額です。
通常は年会費の高いカードの方がサインアップボーナスも合わせて高い傾向にありますが、Sapphireカードでは同じになっています。
ただPreferredはたまに期間限定オファーが来るのに対して、Reserveは殆ど着ません。
年会費に対するサインアップボーナス額という考え方をすれば、若干Preferredの方がサインアップボーナスも優れていると言えるかもしれません。
【ポイント転送の提携先と転送レートは同じ】
Sapphireの最たる特徴とも入れるポイントの転送先とその転送レートはPreferredとReserveで完全に同じです。
Freedom FlexやInk Business Cashなどのキャッシュバックカードで手に入れたポイントもSapphireのどちらかのカードを持つことで提携先に転送できるようになります。
Chase URポイントの最もお得な使い道であるHyattポイントへの転送や、エアラインマイルへの転送はどちらのカードでも差が無く出来るのでポイントの使い道に困ることはありません。
【Chaseトラベルポータルの活用はReserve有利】
専用のトラベルポータルを活用した旅行に関してはReserveが圧倒的に有利です。
1ポイントの価値はPreferredは1.25セント、Reserveは1.5セントと25%の差があります。
Reserveにはトラベルポータルで使える年間$300のクレジットが付与されますし、ホテルとレンタカーの予約では10%のポイント(Preferredは5%)が付与されます。
また高級ホテルやリゾートの特典が得られるThe Luxury Hotel & Resort Collectionを利用できるのもReserveの特典です。
トラベルポータルを通してホテルを予約しようと考えている方にとってはReserveが魅力的です。
逆に言えばホテル系列のクレジットカードを持っていたり、ポイント転送などをして公式サイトから直接ホテルを予約する方にとっては魅力が薄れてしまいます。
【ポイント還元率に関しては同レベル】
Reserveは旅行カテゴリでわずかに優れた還元率を持っていますが、Preferredは代わりにスーパーマーケット等での買い物で優れた還元率を持っています。
自分がこのカード以外に何を持っているかで評価は変わります。
Preferredに関しては最強クレカのAmex Goldとカテゴリーの多くが重複していますが、Reserveも還元率の高いカテゴリは多くの高級クレカと重複しています。
PreferredとReserveでも重複したカテゴリもありますし、ポイント還元に関してはどちらも一長一短です。
【パートナー特典に関してはReserve微有利】
SapphireカードはLyft, DoorDash, Gopuff, Instacartでそれぞれ特典がありますがこれらはReserveがわずかに優れています。
とは言えメインの特典では無く、頻繁に使わない人にとってはあまり関係もありませんので決定打にはならないでしょう。
【各種保険に関してはReserve微有利】
Chaseのクレジットカードは旅行保険が優秀なことで有名ですがPreferredとReserveで補償を受けられるカテゴリは同じです。
ただしReserveの方が補償額が大きかったり、保険の条件が緩かったりします。
例えばこれらのカードはどちらも旅行遅延の保険を備えていますが、Preferredが12時間の遅延で補償が受けられますが、Reserveなら6時間の遅延から補償が受けられます。
レンタカー保険に関してはPreferredは車両の実際の現金価値まで、Reserveは$75,000までとの違いがありますが高級車を借りなければあまり関係はありません。
総じてReserveの方が優れてはいるものの、多くの人にとってはPreferredが補償する範囲で十分ではないかと思います。
【その他Reserveにしか無い特典】
これらの特典はPreferredには無い、明確なReserveの利点です。
ただこれらの特典は独自のSapphire loungesを除いて年会費が高額なクレジットカードに共通する特典であることも事実です。
高品質なセンチュリオンラウンジを持つAmex Platinumや、独自のラウンジを展開し始めつつ年会費の安めなVenture Xなど競合も多く、これらのカードもPriority Passの特典やGlobal Entryの特典を持ちます。ただしChase発行のPriority Passはレストランにもアクセス出来るという意味では価値が高いです。
Sapphire LoungesはPriority Passを年間1回は利用出来ます。逆に言えば年2回以上Sapphire Loungesにアクセスする機会があればこれは非常に魅力的な特典です。
Chase独自のSapphire LoungesもしくはSapphire Terraceはそれぞれボストン(BOS)とオースティン(AUS)にそれぞれ1か所しかまだありません。
今後Sapphire Loungesが増えて行けばよりReserveの魅力が高まりますが、現時点ではこれらの空港の利用頻度の高い一部の方に限定された魅力に留まるのではないか感じます。
【結論!おすすめなのは…Preferred!】
私のおすすめとしてはPreferredを作ってポイントはHyattポイントやエアラインマイルに変換して活用、Reserveにしかない特典については他のクレジットカードでカバーするのがおすすめです。
1年間カードを使えばChaseにお願いしてPreferredからReserveにアップグレードしたり、逆にReserveからPreferredへダウングレードしたり出来ますので気負わず選んでしまっても良いです。
そう言った意味でもサインアップボーナスの高いPreferredがおすすめと言うこともあります。
この記事を読んでSapphire カードを作ろうと思った方はこちらの紹介リンクから作っていただけると嬉しいです。
Sapphire PreferredとAmex Goldの比較記事もありますのでよろしければご覧ください。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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