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  今回はそんな Amex Platinum(通常版・Charles Schwab 版・Morgan Stanley 版 共通) 及び Amex Business Platinum で入場できるラウンジとその入場ルールなどをまとめていきます。
【アメプラで入れるアメリカ内のラウンジリスト】
 
  Amex Platinum シリーズで入れる空港ラウンジは以下となっています。
  
これらは American Express Global Lounge Collection® Programs & Partners と呼ばれ Amex によると世界140ヶ国1,400ヶ所以上のラウンジの利用が出来ると言われています。
入場には基本的にプラチナカードと当日の航空券、身分証明書の提示が必要になります。また Delta Sky Clubs や Lufthansa Lounge はそれぞれの航空便を利用するときにのみ利用することが出来ます。
乗り換え時に利用することも多いかと思いますが、ゆっくりラウンジを楽しみたい場合は2~3時間ぐらいの乗り継ぎの余裕はあったほうが良いでしょう。
またラウンジの場所によってはターミナル間の移動が出来ず、利用出来ないこともあるので、実際に利用する場合はラウンジがターミナルのどこにあるのか、自分の発着するターミナルはどこなのか、確認しておくことが大切です。
【センチュリオンラウンジ - Amex Centurion Lounges】
 
| 入場可能時間 | 出発から3時間前より(乗り継ぎ時は利用可・到着時は入場負荷) | 
| 同伴者 | 有料で入場可(2歳未満無料、2~17歳:$30、18歳以上:$50) 暦歴で$75,000利用すると2名まで無料 | 
アメリカ国内のセンチュリオンラウンジリスト
アメリカ国外のセンチュリオンラウンジリスト
アメリカ国内・国外問わず幅広く展開している Amex Platinum で入場出来る代表的なラウンジがセンチュリオンラウンジです。
センチュリオンラウンジはアメックス直営のラウンジでプラチナカード所有者が入れる非常に高級なラウンジで、やはりプライオリティパスで入れるラウンジなどと比べるとクオリティが違います。
反面、流石に一部の航空会社のファーストクラスラウンジには及びません。
公式には搭乗便の出発3時間前から利用することが出来ます。
ご家族で頻繁に利用する場合は Authorized user 用のカード(年会費$195)を発行するのも手です。
【プライオリティパスラウンジ - Priority Pass lounges】
 
| 入場可能時間 | ラウンジによる | 
| 同伴者 | 2名まで無料 ただしラウンジによりポリシーが異なる場合あり | 
| 注意点 | 事前にプライオリティパスの入手が必要、レストラン利用不可 | 
  プライオリティパスでは世界中の1,400を超えるラウンジに入ることが出来ます。
  あまりにも対応ラウンジ多いためリスト化は避けますので、ラウンジの場所については公式サイトをご確認ください。
  プライオリティパスには3つの会員クラスがありますがアメプラホルダーは通常年間$469の最上級のプレステージ会員が与えられます。
  ただしプライオリティパス対象レストランを利用する特典は付いていないので注意しましょう。
  プライオリティパスラウンジはアメプラ以外にもChase Sapphire ReserveやCapital One Venture Xなどでも入ることが出来るため、混雑していることも多いですし、ラウンジの質はセンチュリオンラウンジなどと比べれば落ちます。
  注意すべきはプライオリティパスラウンジはプラチナカードの提示では入ることが出来ず、事前にプライオリティパスの申請をして会員証の入手が必要なことです。プラチナカードを持っていれば申請自体は無料です。
会員証は郵送で1~2週間で送られてきます。そのためプラチナカードを入手したらすぐに登録をしましょう。
デジタル会員証もありますが一部店舗では利用できないようなので現物を持っておきましょう。
  
  プライオリティパスラウンジの推しポイントとして年1回に限られますが、Chase の Sapphire Lounge に入場出来る点です。
  Sapphire Lounge は Amex センチュリオンラウンジにも負けずとも劣らないクオリティですのでチャンスがあれば利用したいところです。
【エスケープラウンジ - Escape Lounges】
 
| 入場可能時間 | ラウンジによる | 
| 同伴者 | 2名まで無料 | 
アメリカ国内のエスケープラウンジリスト
エスケープラウンジはプライオリティパスラウンジより評価が高いようです。
センチュリオンラウンジと異なり、同伴者が2名まで無料でアクセス出来るのは嬉しいですね。
また同伴者3名目以降も所定の金額を払う事で入ることが出来ます。
センチュリオンラウンジのように誰もが使うハブ空港にあるわけではないので、エスケープラウンジがある空港が最寄り空港だったり、仕事の都合でよく使う空港の方はアメプラの価値がぐっと上がるのではないでしょうか。
またエスケープラウンジはデルタ航空を使う時限定でDelta SkyMiles Reserveカードでも入場出来ます。
【デルタスカイクラブ - Delta Sky Club】
 
| 入場可能時間 | 出発から3時間前より(乗り継ぎ時は利用可・到着時は入場不可) | 
| 同伴者 | 2名まで有料で入場可($50) | 
| 注意点 | デルタ航空のチケットが必要 2/1~1/31の期間で10回まで入場可能 $75,000/年 カード利用で回数制限を解除 | 
  デルタの当日のチケットを持つ場合に限り、アメプラで50以上のデルタスカイクラブにアクセス出来ます。
  場所については国内外にかなりの数があるので当ページでのリスト化は避けて公式サイトにて確認をお願いします。
  基本的にエアラインのラウンジはカードラウンジよりもクオリティが高いので、利用できるのであればセンチュリオンラウンジよりもデルタスカイクラブを優先してもいいでしょう。
  ただし入場には年に10回の制限がありますし、デルタのチケットが必要です。
【プラザプレミアムラウンジ - Plaza Premium】
 
| 入場可能時間 | ラウンジによる | 
| 同伴者 | 1名まで無料 | 
  アメリカ国内で利用できるラウンジは(DFW)ダラス・フォートワース国際空港 - Dallas Fort Worth International Airport だけですが、全世界には数十か所にラウンジを展開しています。
  利用できるタイミングは少ないかもしれませんが、同伴者1名無料でクオリティも高いラウンジなのでおすすめです。
【ルフトハンザ航空ラウンジ - Lufthansa Lounge】
 
| アクセス制限 | エコノミークラス搭乗時:ルフトハンザビジネスラウンジ ビジネスクラス搭乗時:ルフトハンザセネターラウンジ (センチュリオンカード所持者:搭乗クラスに関わらずファーストクラスラウンジ) | 
| 同伴者 | なし(ラウンジによっては有料で入場可) | 
  あまり知られていないですがアメプラではルフトハンザ航空ラウンジのラウンジにも入場出来ます。
  ただしルフトハンザ航空ラウンジに入れるのはルフトハンザグループの一部航空会社(ルフトハンザ、スイスインターナショナルズ航空、オーストリア航空)に搭乗する場合に限られます。
  ブリュッセル、ディスカバー、ユーロウィングスなど、ルフトハンザグループの他の航空会社のフライトは対象外で、コードシェア便も対象外です。
【Amex Platinum について】
 
   
  これらのラウンジへの入場を特典とするクレジットカードは、通常のパーソナル Amex Platinum と Morgan Stanley 版の Amex Platinum、 Charles Schwab 版の Amex Platinum、及び Amex Business Platinum です。
  ちなみにもちろん Centurion カード(いわゆるブラックカード)でももちろん入場出来ますが、ゲストポリシーなどが違います。
  パーソナル Amex Platinum、ビジネス Amex Platinum については以下の記事で詳しくまとめています。

アメリカ版 American Express Platinum Card 評価レビュー - 最高のトラベルカードの1枚!
アメリカのクレジットカードのレビュー及び特典、おすすめ度、どんな人に向いているかを解説しています。

【サインアップボーナス最強】国士無双のビジネスカード!The Business Platinum Card 評価レビュー
アメリカクレカ界最強のサインアップボーナスを誇るアメプラビジネス。本記事ではその盛りだくさんのカード特典を丁寧に解説しています。
【まとめ】

  Amex Platinum で入場出来る空港ラウンジの種類はライバルカードである Chase Sapphire Reserve や Venture X Rewards と比べて圧倒的に多く、それが非常に魅力的な点です。
  一方、ゲストアクセスは厳しめなので1人での出張が多い方や一人旅が好きな方が本領を発揮できるかもしれません。
  もちろん追加料金を払えばゲストと共に入場出来ますし、年に$75,000使ってゲストアクセスを開放したり、年会費$195の Authorized user のラウンジアクセス権を使うなど工夫することも出来ます。
  
  空港の待ち時間はラウンジに入場出来ると快適に過ごすことが出来ます。
  手持ちの Platinum で入場出来るラウンジを再確認したかったり、アメプラを作る前に入場出来るラウンジを確認しておきたい方は今回の記事を参考にしてみてください。
  以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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2 件のコメント:
公式サイトで強いて特定のカテゴリとして取り上げられてはおりませんが、リストされているもの以外にもプライオリティパス対象ではないけどプラチナカードでは入れるというラウンジもあるみたいです。
例えばエルサルバドルのSAL空港にあるAvianca Sala VIPラウンジはPPでは入れないものの、プラチナカード提示により利用できました。
確かにGlobal Lounge Collectionで検索するとAvianca Sala VIPラウンジが出てきますね。面白いです。
念のため利用する空港を事前に検索して、入れるラウンジが無いかチェックするのが良さそうですね。
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