rove miles 解説

2026/09/16

クレジットカードガイド 小ネタ

皆さんは rove というサービスをご存じでしょうか。
rove はエアマイル版の Rakuten のようなもので、普段の買い物や旅行で追加のマイルを稼ぐことの出来るサービスです。
貯まった rove miles は rove のトラベルポータルで使える他、JAL や Lufthansa Miles & More など珍しいパートナーにも転送することが出来ます。

今回は rove の基本的な仕組みと、貯め方・使い方、そして注目したいメリットについて解説していきます。

【roveとは】

rove

rove は、普段の買い物や旅行で Rove Miles を貯めることが出来るリワードサービスです。

イメージとしては、Rakuten のようなキャッシュバックサイトに近い仕組みですが、現金ではなくマイルを貯めることが出来るのが大きな特徴です。
rove を経由してホテルや航空券を予約したり、対象ショップで買い物をしたりすることで、通常のクレジットカードポイントとは別に Rove Miles が加算されます。

例えば、対象の航空券を rove 経由で予約した場合、

  • 支払いに使ったクレジットカードのポイント
  • 航空会社のマイル
  • Rove Miles

といった形で、条件次第では3重取りも可能です。

また、ホテル予約についても rove 独自の仕組みがあります。 「Loyalty Eligible」と表示されている対象ホテルであれば、ホテルポイントや宿泊実績、エリート特典を維持しながら Rove Miles を貯めることが出来ます。

そのため、単純に「安いホテル予約サイト」というよりも、 普段使っているクレジットカードや航空会社・ホテルのロイヤリティプログラムに、Rove Miles を上乗せするサービス と考えると分かりやすいです。

貯まった Rove Miles は rove のトラベルポータルで使えるほか、JAL、Lufthansa Miles & More、Aeroplan、Flying Blue などの提携先へ移行することも出来ます。

▶ rove 紹介リンク

【Rove Milesの貯め方】

クレカ端末

Rove Miles は、ホテルや航空券の予約、ショッピングなどを通じて貯めることが出来ます。

基本的には支払いに使うクレジットカードのポイントとは別に Rove Miles が加算されるため、普段使っているクレジットカードの還元を維持したまま、追加でマイルを獲得出来るのが魅力です。

ホテル予約

rove のトラベルポータルからホテルを予約すると、ホテルによっては最大25倍の Rove Milesを獲得することが出来ます。

rove のホテル予約には、大きく分けて Rove Miles を多く獲得出来る「Rove Rate」と、ホテルポイントや宿泊実績、エリート特典も維持出来る「Loyalty Eligible」があります。

「Loyalty Eligible」の場合は、ホテルポイントや宿泊実績、エリート特典を維持しながら、さらに最大5倍の Rove Milesを獲得することが出来ます。

特に Loyalty Eligible は rove の大きな特徴のひとつなので、後ほど詳しく紹介します。

航空券

rove 経由で航空券を予約することでも Rove Miles を獲得出来ます。

対象運賃であれば航空会社のマイルも通常通り獲得出来るため、

  • Rove Miles
  • 航空会社のマイル
  • 支払いに使ったクレジットカードのポイント

3重取りも可能です。

予約後には航空会社の予約番号(PNR)が発行されるため、航空会社のアプリやWebサイトに予約を追加し、Frequent Flyer Numberを登録することも出来ます。

ショッピング

rove にはショッピングポータルもあり、対象ショップで買い物をすることで Rove Miles を貯めることが出来ます。

Rakuten と同じように rove のサイトを経由して買い物をするほか、ブラウザ拡張機能を利用して対象ショップのオファーを有効化する方法もあります。

普段利用しているクレジットカードでそのまま支払えるため、クレジットカードのポイントと Rove Miles の二重取りが可能です。

その他の貯め方

rove では、このほかにも Dining や Gift Cards を利用して Rove Miles を貯めることが出来ます。

Rove Dining は、あらかじめ対象のクレジットカードを登録しておき、対象レストランでそのカードを使って支払うことで自動的に Rove Miles が加算される仕組みです。 還元率は高めですが、現時点では対象地域がかなり限定されているため、利用出来る人は限られます。

Gift Cards についても対象ブランドのギフトカードを購入することで Rove Miles を獲得出来ますが、通常時の還元率は必ずしも突出しているわけではありません。 他店のセールやクレジットカードオファーの方がお得なケースも多いため、購入前に比較した方が良いでしょう。

【Loyalty Eligibleとは】

ホテル

rove のホテル予約で特に注目したいのが「Loyalty Eligible」です。

一般的に、ホテルへ直接予約するのではなく旅行ポータルを経由して予約すると、ホテルポイントや宿泊実績、エリート特典の対象外になることが多いです。
例外として、Amex の Fine Hotels + Resorts や The Hotel Collection の一部、Chase The Edit をはじめとした Loyalty Plus 対象ホテルなどでは、ホテルポイントや宿泊実績、エリート特典の対象になるケースがあります。
一方、Citi Travel や Capital One Travel、Bilt Travel などの一般的なホテル予約では、原則としてホテル側の宿泊実績の対象外となることが多いです。

一方、rove の「Loyalty Eligible」対象レートなら、rove 経由で予約しても、

  • ホテルポイント
  • 宿泊実績(Elite Night Credit)
  • エリートステータス特典

を維持しながら、さらに1ドルあたり5 Rove Milesを獲得することが出来ます。

例えば Hyatt の Loyalty Eligible 対象ホテルを予約した場合、通常の World of Hyatt ポイントや宿泊実績を獲得し、Globalist であれば朝食やレイトチェックアウトなどの対象特典を受けながら、さらに Rove Miles も貯めることが出来ます。

また、Loyalty Eligible の予約ではホテル自身が決済を行うため、ホテル系クレジットカードを利用した場合は、ホテル利用としてカード側のボーナスポイントも獲得出来ます。

つまり条件が合えば、

  • ホテルポイント
  • 宿泊実績
  • エリート特典
  • クレジットカードのポイント
  • Rove Miles

をまとめて獲得出来るということです。

さらに面白いのが、Rove Miles を使って Loyalty Eligible のホテルを予約した場合でも、ホテル側では有償宿泊として扱われる点です。
そのため、Rove Miles を使って宿泊代を減らしながら、ホテルポイントや宿泊実績、エリート特典も維持することが出来ます。
ホテルでの対象利用額がライフタイムステータスなどの条件に関係するプログラムでは、Rove Milesを使った宿泊が有償宿泊として扱われる点も興味深いでしょう。

Loyalty Eligible 対象ホテルは、rove のホテル検索画面で確認することが出来ます。 予約時にはホテルプログラムの会員番号を入力する必要があり、予約後は対象ホテルチェーンのアプリにも予約が反映されます。

【Rove Milesの使い方】

飛行機

貯まった Rove Miles の使い道は、大きく分けて2つあります。

  • rove のトラベルポータルで航空券やホテルの予約に使う
  • 提携している航空会社・ホテルプログラムへマイルを移行する

rove のトラベルポータルで使う

Rove Miles は、rove のトラベルポータルから航空券やホテルを予約する際に、そのまま利用することが出来ます。

航空券の場合は、Rove Milesだけで支払うほか、Miles + Cashとしてマイルと現金を組み合わせて支払うことも出来ます。

また、rove から直接 Rove Miles を使って予約した航空券は、航空会社側では有償航空券として扱われます。
そのため、対象運賃であれば航空会社のマイルやステータスクレジットも獲得出来るのが面白いポイントです。

ホテルについても Rove Miles を使って予約することが出来ます。
特に先ほど紹介した「Loyalty Eligible」対象ホテルの場合は、Rove Milesを利用した予約でもホテル側では有償宿泊として扱われるため、ホテルポイントや宿泊実績、エリート特典を維持することが出来ます。

提携プログラムへ移行する

個人的に Rove Miles の使い方としてより注目したいのが、航空会社やホテルプログラムへの移行です。

2026年8月31日時点で、Rove Miles は21の航空会社・ホテルプログラムへ移行することが出来ます。

提携プログラム 種類 移行レート
Air Canada Aeroplan 航空 1:1
Air France-KLM Flying Blue 航空 1:1
Air India Maharaja Club 航空 1:1
ALL - Accor ホテル 1.5:1
Aeromexico Rewards 航空 1:1
Cathay 航空 1:1
Copa Airlines ConnectMiles 航空 1:1
Etihad Guest 航空 1:1
Finnair Plus 航空 1:1
Frontier Miles 航空 1:1
Hainan Airlines Fortune Wings Club 航空 1:1
Japan Airlines Mileage Bank 航空 1:1
Lufthansa Miles & More 航空 1:1
SAS EuroBonus 航空 1:1
Qantas Airways 航空 1:1
Qatar Airways Privilege Club 航空 1:1
Thai Airways Royal Orchid Plus 航空 1:1
Turkish Airlines Miles&Smiles 航空 1:1
Vietnam Airlines Lotusmiles 航空 1:1
Virgin Atlantic Flying Club 航空 1:1
Virgin Red 航空・その他 1:1

航空会社への移行は基本的に1:1です。 ホテル系では ALL - Accor が唯一の提携先で、1.5 Rove Miles = 1 ALL point のレートで移行出来ます。

Aeroplan や Flying Blue、Qatar Airways など、米国の主要クレジットカードポイントから移行出来る定番プログラムも多く含まれています。

一方で、Rove Miles の面白さは他の米国主要ポイントでは移行しにくいプログラムにもアクセス出来ることだと思います。

【特におすすめの使い道】

飛行機

数ある移行先の中でも、私が特に注目しているのが JAL Mileage BankLufthansa Miles & More です。

JAL Mileage Bank

JAL は、今さら言うまでも無いですが日本人にとって非常に魅力的な移行先です。
JAL便の特典航空券はもちろん、oneworld 加盟航空会社などの提携便にも利用出来ます。

JAL マイルは Capital One Miles からも移行出来ますが、移行レートは4:3と少し悪いです。
また、Bilt Rewards からも移行出来ますが、Rakuten 経由で Bilt Points を貯める場合は、上位ステータスを持っていないと移行率が下がる点には注意が必要です。

最近は、American Airlines などの提携パートナー経由で JAL の特典航空券を取るのが以前より難しくなってきたと感じています。
そう考えると、JAL マイルへ直接移行出来る選択肢を持てるのは価値が高いでしょう。(でも燃料サーチャージはどうにかしてくれ)

JAL First Class

JALの新型機材A350は至高の体験だった。機内サービスや座席の快適さはもちろん、日本語で安心して利用出来る点も大きな魅力。

Lufthansa Miles & More

もうひとつ特に注目したいのが Lufthansa Miles & More です。

そして今の環境では、Lufthansa First Class を他のエアラインのマイルから取るのがかなり難しくなっています。 昔は Air Canada Aeroplan などで直前に空席が見えることもありましたが、最近はそうした機会がかなり減った印象です。

一方で、Miles & More は Rove Miles から1:1で移行出来ます。 しかも Amex Membership Rewards、Chase Ultimate Rewards、Capital One Miles、Citi ThankYou Points、Bilt Points といった米国主要ポイントからは、Miles & More へ直接移行することが出来ません。

つまり、Rove は Lufthansa First Class を再び狙うための、かなり貴重なルートになり得るということです。 最新の Allegris First Class を目指すという意味でも、非常に面白い使い道だと思います。

Lufthansa First Class

フランクフルトの First Class ラウンジを含め素晴らしかった。また乗るにはRove使うのが一番現実的っぽい。

【Roveのデメリット・注意点】

Rove はかなり面白いサービスですが、もちろん注意点もあります。

ホテルは必ずしもRoveが最安とは限らない

Rove Rate は最大25倍の Rove Miles を獲得出来ますが、ホテル公式サイトや他の旅行サイトより料金が高いケースもあります。

Loyalty Eligible についても同様で、ホテル公式とほぼ同額のケースもあれば、料金差が出ることもあります。
そのため、予約前にはホテル公式サイトや他の旅行ポータルと価格を比較した方が良いでしょう。

Rove Rateではホテルの宿泊実績などは付かない

ホテルで最大25倍の Rove Miles を獲得出来る「Rove Rate」は魅力的ですが、ホテルポイント、宿泊実績、エリート特典の対象にはなりません。

これらを重視する場合は、「Loyalty Eligible」と表示されているレートを選ぶ必要があります。
Loyalty Eligible の Rove Miles 還元は通常5倍なので、どちらを重視するかで使い分けることになります。

キャンセル条件は必ず確認する

ホテルには返金可能なレートと返金不可のレートがあります。
特に高い Rove Miles 還元だけを見て予約せず、キャンセル条件まで確認してから予約するようにしましょう。

提携先へのマイル移行は慎重に

Rove Miles は JAL や Lufthansa Miles & More など多数のプログラムへ移行出来ますが、移行後に Rove Miles へ戻すことは出来ません。

特典航空券を予約する場合は、必要マイル数や空席を確認してから移行するのがおすすめです。

【Roveはおすすめなのか】

Rove は、ホテルや航空券を現金で予約することもあり、貯めたマイルを特典航空券などに活用出来る人に特におすすめのサービスです。

Rove の魅力は、普段使っているクレジットカードのポイントをそのまま獲得しながら、さらに Rove Miles を上乗せ出来ることです。 ホテルや航空券を現金で予約する機会がある人なら、同じような価格で追加のマイルを獲得出来るケースがあります。

一方で、Rove Miles は基本的に航空会社のマイルへ移行して使うことで価値を出しやすいポイントです。 そのため、マイルの使い道をあまり知らない人や、特典航空券を利用しない人にとっては、Rove の魅力を十分に活かしにくいかもしれません。

特に JAL Mileage Bank や Lufthansa Miles & More など、米国の主要クレジットカードポイントからは貯めにくいマイルへ移行出来る点は大きな魅力です。

そのため、「現金予約もするし、マイルも使う」人ほど Rove と相性が良いと思います。

個人的には、ホテルや航空券を予約する前に「とりあえず Rove も比較してみる」くらいの使い方がちょうど良いでしょう。

【まとめ】

まとめ

rove は、ホテルや航空券、ショッピングなどで、普段のクレジットカードポイントとは別に Rove Miles を貯めることが出来るサービスです。

特に「Loyalty Eligible」対象ホテルでは、ホテルポイントや宿泊実績、エリート特典を維持しながら Rove Miles まで獲得出来るため、ホテルステータスを持っている人にはかなり面白い仕組みです。

また、貯まった Rove Miles は JAL Mileage Bank や Lufthansa Miles & More などへ移行出来ます。
特に、米国の主要クレジットカードポイントからは移行しにくいプログラムへアクセス出来る点は、rove の大きな魅力だと思います。

一方で、rove 経由の料金が常に最安とは限りませんし、貯めたマイルの使い道を知らないとメリットを十分に活かしにくいサービスでもあります。

そのため、現金でホテルや航空券を予約することもあり、特典航空券などでマイルも活用している人には特に相性が良いでしょう。

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以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。

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自己紹介

クレビー
ブログライター:クレビー
作ったクレカは40枚以上。今まで稼いだポイントの数は覚えていない。
海外ブログを読み漁って、いろんなことを覚えたので折角だから情報発信することにした。
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