Chase より発行されているInkシリーズのビジネスカードは、サインアップボーナスが大きく大変優秀なカードです。
サインアップボーナス目当てで沢山作りたいと考える人もいると思いますので、2枚目以降の作成の目安になる私の体験をまとめてみました。
2025/11/17 記事更新:こちらの記事の内容は2025年11月中頃より規約が変わり利用不可になりました。
以前はこんなことが出来たということで記事は残しておきます。
2025/11/24 記事更新:Ink Business Preferred にも規約の変更が確認されました。
【本記事の内容は規約変更により利用不可】
本記事の内容は簡単に言うと、「Chase Ink シリーズのカードのサインアップボーナスの受け取りの規約には現在または過去に持っているカードに関する条件が無い。そのため承認さえされれば何度でもサインアップボーナスを受け取れる。」と言うものでした。
しかし2025年11月中頃より Ink Business Unlimited/Ink Business Cash のサインアップボーナスの受け取り規約に下記の条件が追加されました。
そのためこの記事の内容はほぼ使えなくなりました。
一応 Ink Business Preferred には規約の変更は無いようですがこちらも時間の問題かと思います。
Ink Business Preferred にも規約の変更が確認されました。
Ink Business Unlimited/Ink Business Cash
The new cardmember bonus may not be available to you if you have ever had this card or any other Chase for Business card without an annual fee.
過去にこのカードまたは年会費無料の他のチェースビジネスカードを所有したことがある場合、新規カード会員特典はご利用いただけない可能性があります。
Ink Business Preferred
The new cardmember bonus may not be available to you if you have ever had this card.
このカードを過去にお持ちの場合、新規カード会員ボーナスはご利用いただけない場合があります。
移行の記事は過去の内容です。現在は複数枚の Ink カードのサインアップボーナスを貰うのは難しいですが、以前はこんなことが出来たということで記事は残しておきます。
【同じカードを2枚作れるのか】
Inkシリーズ以外のカード
殆どのクレジットカードで同じカードのサインアップボーナスを短期間で2度受け取ることは出来ません。
最も有名なルールとしては Amex がクレジットカードのサインアップボーナス受け取りを生涯に一度と限定しているものでしょう。
Chase でも Sapphire カードは48カ月以内にサインアップボーナスを受け取っていると資格を失います。
Sapphire カード以外でも24カ月以上の制限があるものが殆どではないでしょうか。
これらはユーザー間で知られているルールである以上に、クレジットカード申し込み時の規約に明記されています。
例えば Chase Freedom Unlimited の規約には以下のように記載されています。
This product is not available to either (i) current cardmembers of this credit card, or (ii) previous cardmembers of this credit card who received a new cardmember bonus for this credit card within the last 24 months.
Inkシリーズのカード
ではInkシリーズの規約がどうなっているかと言うと、このような以前のカード所持に対する制限の記載がありません。
つまりこれはユーザー側がカード会社の意図しない抜け道を見つけたという訳では無く、Chase が許可(あるいは黙認)している仕様だと取れます。
【私の申請実績】
| 申請月 | カード名 | 承認 |
|---|---|---|
| 2022年5月 | Ink Business Cash | 即承認 |
| 2023年2月 | Ink Business Unlimited | 即承認 |
| 2023年9月 | Ink Business Preferred | 即承認 |
| 2023年12月 | Ink Business Cash | 即承認 |
私は個人的にカード管理の一環として、カード申請日や承認日等をワークシートにまとめています。
今回は Ink シリーズの申請記録を引っ張ってきました。またいずれのカードもキャンセルやダウングレードは(今のところ)していません。
表を見ていただくとわかる通り、2022年に Ink Business Cash を作ってキャンセルもせず、24カ月も経つ前に2枚目の Ink Business Cash を申請し、無事承認されました。
全て同じ納税者番号(SSNを使用)、内容も同一ビジネスとして申請しており、特に工夫もせずに今まで通り申請して承認されました。
ただし最後に承認された Ink Business Cash はクレジットの限度額が小さくなっており、今後も即承認が得られるかは怪しいところでは無いかと考えています。
【注意すべき点】
|
| アカギ 〜闇に降り立った天才〜より |
なるほどそれならInkカードをもう一度申請しようと考える人もいるでしょうが、いくつか注意すべき点があります。
1つは急ぎ過ぎないこと。通常 Chase はビジネスカードを30日に1枚までしか承認しません。ビジネスカードの申請は30日以上、可能であれば90日ほど余裕をもって期間を開けると安全です。
ただしカードが即承認された後、同日に他のカード、例えば Ink Cash を申請して即承認された場合、同日にInk Unlimited を申請すると承認されたというデータポイントもあります。
上手くいくか保証はされていませんし、ミニマムスペンドが大変になりますが、余裕がある人は試してみるのも一考の余地があるかもしれません。
もう1つは提供されるクレジットの限度額は制限があることです。
例えばあなたの年収が10万ドルであるにも関わらず、クレジット限度額が5万ドル以上あると新たなカードの承認が得ずらいかもしれません。
あまり使わないカードのクレジットの限度額は secure message 等で連絡して下げてもらうと良いでしょう。
【まとめ】

Ink シリーズが複数回作れるということが分かると Chase 5/24 をオーバーするメリットが急速に薄れます。
3ヵ月から半年に1度でもInkシリーズのボーナスが受け取れるとしたら、これを作り回す戦略的意味は大いにあります。
ご存じなかった方は2枚目のInkカードの申請にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
紹介リンクをお持ちでない方は、こちらの招待リンクから申請いただけますと大変助かります。

最高のビジネスカードシリーズ Chase Business Ink シリーズを比較!
アメリカクレカポイ活界では非常に重宝されているビジネスカード、Inkシリーズの解説です。

Ink Business Unlimited 評価レビュー - 最強無料ビジネスカード!
ChaseのビジネスカードInk Business Unlimited についての評価記事です。ポイントのおすすめ使い道や対抗カードなども紹介します。

Ink Business Cash 評価レビュー - 最強無料ビジネスカード!
Ink Business Cashカードについて解説しています。正直作れるなら何度でも作りたい!

Ink Business Preferred Credit Card 評価レビュー - Chaseビジネス上位カード
スモールビジネス向けのクレジットカードInk Business Preferredについて解説しています。他のInk系カードとの相性も抜群です!

Ink Business Premier 評価レビュー - 最大2.5%オールジャンルのキャッシュバックカード
完全キャッシュバックカードのInk Business Premierについて解説します。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
X(旧Twitter)もやってますので是非フォローしてください
ブログランキング参加しています。よろしければクリックをお願いします。
4 件のコメント:
コメント失礼いたします。
現在Ink Business Cashを持っているのですが、同カードの2枚目を申込しようと思っています。入会ボーナスをもらうためにどれくらい期間を空けたらよいかルールはありますでしょうか?
特にありません。承認さえされればサインアップボーナスの対象になるはずです。
貴重な情報をありがとうございます。
そうすると今後新規にink系を申請する人にとっては、unlimitedとcashの2枚持ちすら厳しい可能性があるということですね?
その通りです。規約上'may not~'なのでどこまで考慮されるのかは分かりませんが、厳しいと考えておくのが無難かと思います。
コメントを投稿