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2024/09/25

ちょっとマニアックな加盟店カテゴリコード(MCC)とクレジットカードの話


多くのクレジットカードではそのカードを利用する場所に応じて異なる特典を提供しています。

例えば Amex Gold カードはアメリカのスーパーマーケットで 4% のポイント還元が行われますが、実際にどの店舗がスーパーマーケットとして認識されるかどうやって識別しているのかご存じでしょうか。

今回はそんな加盟店カテゴリコードについてのちょっとマニアックなお話です。


【加盟店カテゴリコード(MCC)とは】

AI

加盟店カテゴリコード(MCC)とは英語では Merchant Category Code と表記され、クレジットカード会社が商品やサービスを分類するための4桁の番号です。

この MCC はその加盟店の業種(ホテルやレストランなど)を識別する場合もあれば、特定の加盟店(United 航空や Staples など)を識別する場合もあります。

これらのコードを用いてクレジットカード会社は世界中で行われる取引に対して自動的にボーナスポイントを提供することが出来ます。


【カテゴライズは処理ネットワークによって異なる】

サイバー

この MCC のカテゴライズは処理ネットワーク、つまり Amex, Visa, Master Card, Discover などによって細部は異なる場合があります。

多くの場合では同じカテゴリに分類されるので気にしなくても良いかもしれませんが、特定のケースでは重要になることもあります。

有名なのは JR 東日本が発行する IC カード Suica へのチャージでしょうか。

(この記事を書いている時点では) Suica へのチャージは Amex のカードを使うと交通カテゴリと分類されますので Amex Green で3倍、Amex Biz Gold で4倍のポイントが獲得出来ます。

しかし Visa ネットワークでは交通にカテゴライズされないようで、交通カテゴリでポイント倍率が良いはずのカードを使っても最低倍率でしかポイントを獲得出来ないというようなことが起こります。


【どうカテゴライズされるかを知るのは難しい場合も】

クエスチョン

では例えば空港内にあるレストランで食事をした場合、これは旅行カテゴリとして扱われるのか、それともレストランカテゴリとして扱われるのかどちらなのでしょうか。

一概には言えませんが大抵の場合、これはレストランカテゴリとして識別される場合が多いはずです。

これは基本的に MCC は場所ではなく、取引がどこで処理されるかに関係があるためです。

そう考えると、一般的な例外としてはホテル併設のレストランのケースが思いつきます。

ホテル内のレストランやバーなどは別のシステムを持っておらず、ホテルの支払い処理システムを併用している場合も多いため、レストランではなくホテル関連として処理される場合があるでしょう。

このようにどの MCC が割り当てられるかはどのシステムで支払い処理されるかに依存するため、カードを使う前に判断するのは難しいこともあります。


ステートメントクレジットが使えるかにも影響

食事

例えば Amex Marriott Bonvoy Brilliant は毎月 $25 のダイニングクレジットを持っており、これは日本を含め世界中で使える特典です。

この特典は食事としてカテゴライズされている MCC で支払い処理された場合にのみトリガーされると言い換えることも出来ます。

先ほどあげたホテル内のレストランや他にもデパート内のフードコートなどでは個別の支払い処理システムを持ってない場合もあり、食事以外のカテゴリで識別されてしまうかもしれません。

こういった判断が難しい場合は、特典がトリガーされないことも考慮したほうが良いでしょう。


【応用】

実験室

さてカテゴライズされるのは処理システムによるということが分かるとステートメントクレジットや各オファーのトリガーの条件を工夫することが出来ます。

例えば Amex Gold は半年に$50の Resy レストランクレジットを提供していますが、これは対象店舗で必ずしも食事をする必要はなく、グッズやギフトカードを買った場合でも同じレジシステムで支払いされる仕組みであればトリガーされる可能性を意味します。

他にも Amex オファーや Chase オファーでは対象ホテルで$○○○使えば△△%キャッシュバックというような特典がありますが、これも必ずしも対象のホテルに宿泊する必要は無く、ホテル内で販売している商品やギフトカードでもトリガーされる可能性があります。

また米国大手スーパーの Kroger では実店舗内でギフトカードを買う分には問題なく食料品ストアとしてカテゴライズされますが、オンライン上でギフトカードを買おうとすると専用のギフトカードモールのページに飛ばされ、ここでは別のネットワークでの決済となるため食料品としてはカテゴライズされない、ということが起きます。

ガソリンスタンド併設のコンビニで買ったものが「ガソリン」扱いでコード化されるのも同じ理由です。

このように特典を最大限活かすための取り組みや、特にギフトカードを用いた MS ではどのカテゴリとして扱われるのかを把握することが重要になってきます。

様々なクレジットカード特典の現金化の裏ワザにはこのトリックを用いているものもあります。


【まとめ】

まとめ

いかがだったでしょうか。

加盟店カテゴリコード(MCC)は処理ネットワーク(Amex, Visa, Master Card, Discover など)によって扱いが多少異なるものもあります。

場合によっては思っていた通りの特典が得られなかったという状況も起こってしまいますが、知識を付ければ効率よくキャッシュバックやポイントを得たり、直感とは反する方法で特典を活用することに一役買ってくれるかもしれません。

様々な支払いがどのカテゴリに分類されるかは経験からくるものも多くありますが、これを積み重ねて効率よくポイントを獲得していきましょう。


以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。

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