
駐在員であればこのカードかJAL USAカードのどちらかを作った人が殆どではないでしょうか。
今回はアメリカクレカ会の恩師ともいえるANA CARD U.S.A.について解説していきます。
また少し横道にそれて米国のクレジットヒストリーの話もしていきます。
【評価・年会費・特典】
ANA CARD U.S.A. | ||
---|---|---|
おすすめ度 | ★☆☆☆☆ | |
カードブランド | FNBO / Personal | |
年会費 | $70 | |
ポイント還元率 | 1% | ALL |
サインアップボーナス | 5,000 ANAマイル | |
ボーナス条件 | 初回利用 | |
その他の主な特典 | 優先チェックイン等 | |
外国為替手数料 | あり | |
公式サイト | anacardusa.com |
年会費も安くなければ、ボーナスも大きいわけでもない、キープする必要は殆どありませんが唯一無二のメリットがこのカードにはあります。
【メリット・デメリット】
クレジットヒストリーが無くても作れる
このカードはアメリカのクレジットカードヒストリーが無くても作ることが出来る例外的なカードです。
通常AmexやChaseなどアメリカのクレジットカードはアメリカでのクレジットヒストリーが無ければ承認されません。
しかしこのカードは日本の信用情報で作ることが出来、またアメリカ滞在前から申請することが出来ます。
日本語でサポートが受けられる?
ANAは日本の会社ですので問い合わせは日本語のサポートが受けられます。
ただ結局は提携しているアメリカの会社のカードです。支払いの設定をするWebサイトは当然英語ですので多少の英語は結局必要になります。
【クレジットヒストリーとは】
簡単に言うとクレジットカードでの利用履歴のことです。
クレジットカードは仕組み上、一時的に借金をして返す形をとっています。
そのためクレジットカードを使用して正しく支払いをしている = ちゃんと借金を返す信用に値する人物である、という評価に繋がります。
日本人の感覚としてはそもそも借金しない人の方が信用出来るのではと思いますが文化の違いなのでしょうか。
とはいえ、このクレジットヒストリーが無いと、借金をちゃんと返す人か分からない = 弊社のクレジットカードを作らせてたまるか! となるわけです。
そのためまずはこのカードでアメリカのクレジットヒストリーを作り、他のアメリカのクレジットカードの申請を狙うというのが基本的なアメリカ駐在員1年生の戦略となります。
【例外】
上記のような理由で殆どの人に必要なカードですが例外もあります。
1つはAmexのカードは日本での使用実績をアメリカに移せるためアメリカのAmexのカードが承認される可能性があります。
これについては私は該当しなかったため詳しくはありませんが、日本でAmexのカードを使っていた人はAmexのカードの申請に挑戦してみても良いでしょう。
ただAmexのカードはアメリカ99%以上で使用出来ますが、極稀に使えない場所もあります。ANAカードはVISAなので念のため持っておくという人もいるでしょう。
また企業勤めでの駐在の場合、会社の信用でクレジットカードを作らせてもらえるケースもあります。
そのカード次第ではあるでしょうが、基本的にそのカードを持っていればANAカードはわざわざ作る必要は無いでしょう。
余談ですがデビットカードの利用と現金の利用はおすすめできません。
デビットカードは不正利用されたときに銀行口座まで凍結されますので大問題になりますし、キャッシュレスが進んでいるアメリカでは現金の利用が出来ない場所も増えています。
【そして解約へ...】
無事クレジットヒストリーを作り、他のクレジットカードの申請が承認されたら2年目以降の年会費が発生する前に解約しましょう。解約は公式のお問い合わせから日本語で受付しています。
基本的にこのカードを2年目以降もキープするメリットはありません。マイルやポイントを貯めるという目的が無くても、年会費無料のカードを2, 3枚持った方が良いでしょう。
一応クレジットスコアには最も長くキープしているアカウント(=クレジットカード)が影響を与えますが、数ヶ月は誤差の範囲です。
【対抗カード】
JAL USA CARD

ほぼ同様のカードですが年会費$20のプランがあるのでこちらの方がお得かもしれません。
ANAカードとJALカードはタイミングによってキャンペーンがやっていたり、やっていなかったりするのでそれで決めても構いませんし、単にANA派かJAL派かで決めても構いません。

【選べる2タイプ!】JAL USA CARD 評価レビュー
クレジットヒストリーが無くても作れる数少ない選択肢の1つ、JAL USA CARDについて解説していきます。
Chase Freedom Rise

渡米前に作ることは出来ませんが、渡米後Chase銀行を開設出来るならFreedom Riseはクレジットヒストリー構築用におすすめです。
何と言っても年会費無料が嬉しいですね。

【2023年6月新カード】クレジットヒストリー構築用!Chase Freedom Rise Credit Card評価レビュー
Chaseより2023年6月にリリースされた新カード、Chase Freedom Rise Credit Cardについて評価していきます。渡米最初の1枚としてはおすすめです!
【まとめ】
いかがだったでしょうか。最後に私の考えるこのカードを持つ価値のある人をまとめたいと思います。
逆に以下のような方にはおすすめのしにくいカードです。
クレジットヒストリーの構築をしてくれたことに感謝して2年目以降には忘れず解約するようにしましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。
皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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