AeroplanとWorld of Hyattの提携が始まり、AeroplanポイントをHyattの宿泊にも活用できるようになりました。
この提携で注目が集まるChaseのThe Aeroplan Cardの特典や、年会費を払って保有する価値があるカードなのか、評価していきます。
【評価・年会費・特典】
| The Aeroplan Card | ||
|---|---|---|
| おすすめ度 | ★★★☆☆ | |
| カードブランド | Chase / Mastercard / Personal | |
| 年会費 | $95 | |
| ポイント還元率 | 3x | Air Canadaからの直接購入 ダイニング、グロッサリーストア |
| 1x | その他 | |
| 通常サインアップボーナス | 60,000 Aeroplanポイント | |
| ボーナス条件 | 3カ月以内に$3,000の使用 | |
| その他の主な特典 |
新規会員にAeroplan 25Kステータス付与 年間一定額利用でステータス獲得 毎年5,000 SQCを付与 受託手荷物1個無料 $120 Global Entryクレジット 1カ月に$2,000利用するごとに500ポイント AeroplanへのChase URポイント移行で10%ボーナス |
|
| 外国為替手数料 | なし | |
| 申込リンク | →公式リンク← | |
The Aeroplan Cardは、Chaseが発行するAir Canada提携の個人向けクレジットカードで、年会費は$95です。
新規会員には、カード発行年と翌年末までAeroplan 25Kステータスが付与されるのが特徴です。カード利用額に応じて、さらに上位のステータスを目指すことも可能です。
Aeroplanポイントは、Air Canadaだけでなく、ANAやUnitedを含む提携航空会社の特典航空券にも利用できます。また、Chase Ultimate Rewardsから一度に50,000ポイント以上を移行すると、10%のボーナスを獲得できます。
World of Hyattとの提携により、AeroplanポイントをHyattの無料宿泊券へ交換できるようになりました。また、アカウントを連携したAeroplanエリート会員は、AeroplanポイントをHyattポイントへ移行できます。ただし、交換レートはあまり良くないため、基本的には航空券への利用がおすすめです。
Hyattとの提携で特に優秀なのが、Aeroplanエリート会員を対象としたHyattステータスチャレンジです。登録後90日以内に20泊すると、通常は暦年で60泊必要なHyatt Globalistを獲得できます。
【サインアップボーナス】
The Aeroplan Cardの通常オファーでは、カード発行から3カ月以内に$3,000を利用すると、60,000 Aeroplanポイントを獲得できます。
- 通常オファー:3カ月以内に$3,000の利用で60,000 Aeroplanポイントを獲得
一方、期間限定オファーでは、3カ月以内に$4,000を利用すると75,000〜85,000ポイントを獲得できる内容が多く実施されています。
過去に実施された主な期間限定オファーは以下のとおりです。
- 3カ月以内に$4,000の利用で75,000 Aeroplanポイント
- 3カ月以内に$4,000の利用で85,000 Aeroplanポイント
- 3カ月以内に$4,000の利用で75,000ポイント、さらに12カ月以内に$20,000の利用で追加の25,000ポイント(最大100,000ポイント)
- 3カ月以内に$4,000の利用で70,000ポイント、さらに12カ月以内に$20,000の利用で追加の30,000ポイント(最大100,000ポイント)
- 3カ月以内に$4,000の利用で75,000ポイント、12カ月以内に$20,000の利用で追加の25,000ポイント、さらに通常1倍のカテゴリーで50%の追加ボーナス(最大20,000ポイント・合計最大120,000ポイント)
通常オファーの60,000ポイントと比べると、85,000ポイントの期間限定オファーは、追加で$1,000を利用するだけで25,000ポイント多く獲得できる好条件です。
一方、最大100,000〜120,000ポイントのオファーは魅力的に見えますが、$20,000という高額な利用条件が設定されています。獲得ポイント数だけでなく、条件を無理なく達成できるかも考えて判断しましょう。
現在のオファーを急いで利用する理由がなければ、75,000ポイント以上の期間限定オファーを待つのも選択肢です。
【Aeroplanエリートステータス特典】
The Aeroplan Cardの大きな特徴が、Aeroplanエリートステータスの獲得や維持をサポートする特典です。
Aeroplan 25Kステータスを付与
新規カード会員には、Aeroplan 25Kステータスが自動的に付与されます。ステータスの有効期間はカードを発行した暦年の残り期間と、その翌年末までです。
例えば2026年中にカードを発行した場合、Aeroplan 25Kステータスは2027年12月31日まで有効になります。
ただし、現在または過去にThe Aeroplan Cardを保有し、過去60カ月以内にこの25Kステータス特典を受け取ったことがある場合は対象外です。また、特典を受け取るにはカードと本人名義のAeroplanアカウントを連携する必要があります。
カード利用でAeroplan 25Kステータスを維持
1暦年にThe Aeroplan Cardを$15,000以上利用すると、Aeroplan 25Kステータスを翌年末まで維持できます。
カードを発行した翌年以降も25Kステータスを維持したい場合に利用できる特典ですが、毎年$15,000の利用が必要です。
カード利用でAeroplan 35Kステータスを獲得
1暦年にThe Aeroplan Cardを$75,000以上利用すると、Aeroplan 35Kステータスを獲得できます。
獲得した35Kステータスは、条件を達成した暦年の残り期間と翌年末まで有効です。ただし、年間$75,000という利用条件は高いため、ステータス獲得だけを目的に無理にカードを利用する必要はないでしょう。
カード利用でStatus Qualifying Creditsを獲得
The Aeroplan Cardの本会員には、毎年5,000 Status Qualifying Credits(SQC)が付与されます。
さらに、1暦年のカード利用額に応じて追加のSQCを獲得できます。
- カードを保有:5,000 SQC
- 暦年で$25,000利用:追加で10,000 SQC
- 暦年で$50,000利用:さらに追加で10,000 SQC
年間で獲得できるSQCは最大25,000です。SQCはAeroplanエリートステータスの判定に使用されるもので、特典航空券などに交換できるAeroplanポイントとは異なります。
【Aeroplanポイントのおすすめの使い方】
Aeroplanポイントは、Air Canadaの航空券だけでなく、ANAやUnitedを含むスターアライアンス加盟航空会社や、Aeroplan独自の提携航空会社の特典航空券にも利用できます。
基本的には、キャッシュバックではなく特典航空券へ交換することで、Aeroplanポイントの価値を高めやすくなります。
Air Canadaの特典航空券
Air Canadaの特典航空券は、Aeroplanポイントの基本的な使い方です。The Aeroplan Cardの保有者には、一般会員より少ないポイント数でAir Canadaの特典航空券を予約できる「Preferred Pricing」が適用される場合があります。
ただし、Air Canada便の必要ポイント数は空席状況や需要などによって変動します。繁忙期には必要ポイント数が大幅に高くなることもあるため、現金価格と比較してから予約しましょう。
ANAの特典航空券
日本人にとって特に使いやすいのが、Aeroplanポイントを利用したANAの特典航空券です。アメリカと日本を結ぶANA便も予約でき、エコノミークラスだけでなく、ビジネスクラスやファーストクラスの予約にも利用できます。
ただし、ビジネスクラスやファーストクラスの特典枠は非常に限られています。提携航空会社だからいつでも予約できるわけではなく、空席を見つけるのは苦労するでしょう。
Unitedのアメリカ国内線
Aeroplanポイントは、Unitedが運航するアメリカ国内線の特典航空券にも利用できます。短距離路線はエコノミークラス片道6,000ポイントから予約できるため、Air Canadaを利用しない人にとっても実用的な使い道です。
ただし、UnitedがAeroplan向けに開放した特典枠のみ予約でき、必要ポイント数は空席状況や需要によって変動します。また、The Aeroplan Cardの無料受託手荷物特典はUnited便には適用されません。
Pay Yourself Backで支払いに充当
The Aeroplan Cardでは、AeroplanポイントをPay Yourself Backで対象となるカード利用分の支払いに充当できます。対象カテゴリーには旅行、ダイニング、グロッサリーストア、ガソリンスタンドなどが含まれる場合があります。
現金に近い使い方ができるため便利ですが、特典航空券に利用した方が高い価値を得られる可能性があります。Pay Yourself Backは、特典航空券を利用する予定がない場合の選択肢として考えるとよいでしょう。
Aeroplanポイントは、ANAを含む提携航空会社の国際線ビジネスクラスなどに利用すると高い価値を得られる可能性があります。
個人的には、以前ヨーロッパへの旅行でLufthansaのファーストクラスで使えたのは非常によい体験でした。
【World of Hyattとの提携】
2026年7月、Air CanadaのAeroplanとWorld of Hyattの提携が開始されました。両方のアカウントを連携すると、ポイントの移行や無料宿泊券への交換、ステータスチャレンジなどを利用できます。
AeroplanポイントをHyattポイントへ移行
アカウントを連携したAeroplanエリート会員は、AeroplanポイントをWorld of Hyattポイントへ移行できます。
- 2 Aeroplanポイント → 1 World of Hyattポイント
- 最低500 Aeroplanポイントから移行可能
- 1日最大100,000 Aeroplanポイントまで
- 1週間最大250,000 Aeroplanポイントまで
The Aeroplan Cardの新規会員にはAeroplan 25Kステータスが付与されるため、カード発行後に25Kステータスが反映されれば、このポイント移行を利用できます。
ただし、交換レートは2対1です。例えば20,000 Aeroplanポイントを移行しても、獲得できるのは10,000 Hyattポイントとなります。
Aeroplanポイントは航空券に使った方が高い価値を得やすいため、Hyattの宿泊に必要なポイントが少し不足している場合などに限定して利用するのがおすすめです。
AeroplanポイントをHyatt無料宿泊券へ交換
HyattとAeroplanのアカウントを連携すると、AeroplanポイントをWorld of Hyattの無料宿泊券へ交換できます。この特典はAeroplanエリート会員に限らず、アカウントを連携した一般会員も利用できます。
- カテゴリ1〜4無料宿泊券:25,000 Aeroplanポイント
- カテゴリ1〜7無料宿泊券:75,000 Aeroplanポイント
カテゴリ4のホテルは通常20,000 Hyattポイント、ピーク時は25,000 Hyattポイント、カテゴリ7では無料宿泊券は通常35,000 Hyattポイント、ピーク時は55,000 Hyattポイントが必要です。
どちらも割高なのであまりおすすめではありませんが、Hyattポイントが不足しているときに現金レートと比較してAeroplanポイントを使う方がお得であれば選択肢には入る可能性はあります。
20泊でHyatt Globalistを獲得
Hyattとの提携で特に注目したいのが、Aeroplanエリート会員を対象としたWorld of Hyattのステータスチャレンジです。
HyattとAeroplanのアカウントを連携してチャレンジに登録すると、登録日から90日間、暫定的にHyatt Exploristステータスが付与されます。その期間中の対象宿泊数に応じて、以下のステータスを獲得できます。
- 90日以内に4泊:Discoverist
- 90日以内に10泊:Explorist
- 90日以内に20泊:Globalist
通常、Hyatt Globalistを獲得するには1暦年に60泊が必要ですが、このチャレンジを利用すれば90日以内の20泊で獲得できます。
The Aeroplan Cardの新規会員にはAeroplan 25Kステータスが付与されるため、HyattとAeroplanのアカウントを連携すれば、このステータスチャレンジに登録できます。
チャレンジで獲得したステータスは、登録した暦年の残り期間と、その後14カ月間有効です。チャレンジの登録期限は2026年12月31日で、Aeroplanエリート会員は1暦年に1回参加できます。
カードの年会費は$95なので、本来60泊必要なHyatt Globalistへ20泊で到達できる可能性があることを考えると、Hyattを頻繁に利用する人にとって非常に価値の高い特典です。
2年目以降はAeroplan 25Kステータスのために前述の暦年で$15,000以上利用する必要がありますので注意しましょう。
【その他の特典】
The Aeroplan Cardには、Aeroplanエリートステータス以外にも、Air Canadaの利用や旅行に役立つ特典が付帯しています。
Air Canada便の受託手荷物が無料
Air Canada便を利用する場合、カード本会員と同一予約の同行者最大8名まで、それぞれ1個目の受託手荷物が無料になります。
- カード本会員を含めて最大9名が対象
- 1人につき50ポンドまでの受託手荷物1個が無料
- Air Canada、Air Canada Rouge、Air Canada Expressの運航便が対象
この特典を利用するには、The Aeroplan Cardと本会員名義のAeroplanアカウントを連携する必要があります。また、同伴者はカード本会員と同じ予約に含まれていなければなりません。
Unitedなど、Air Canada以外の航空会社が運航する便は対象外です。すでに運賃やAeroplanエリートステータスによって受託手荷物が無料になる場合でも、無料個数が追加されることはありません。
Air Canadaの特典航空券でPreferred Pricing
The Aeroplan Cardの保有者は、Air Canadaの特典航空券を一般会員より少ないポイント数で予約できるPreferred Pricingが適用される場合があります。
割引率は一定ではなく、路線、搭乗日、空席状況などによって異なります。また、この特典はAir Canadaの特典航空券が対象で、ANAやUnitedなどの提携航空会社には適用されません。
Chase Ultimate Rewardsの移行で10%ボーナス
The Aeroplan Cardの本会員が、対象となるChase Ultimate Rewardsポイントを一度に50,000ポイント以上Aeroplanへ移行すると、移行ポイントの10%をボーナスとして獲得できます。
例えば、50,000 Ultimate RewardsポイントをAeroplanへ移行すると、通常の50,000ポイントに加えて5,000ボーナスポイントを獲得できます。
- 1回の移行で50,000ポイント以上が必要
- ボーナスは移行ポイント数の10%
- 1暦年に獲得できるボーナスは最大25,000ポイント
ボーナスの対象になるのは、The Aeroplan Card本会員と同じ名義のAeroplanアカウントへの移行です。家族やAuthorized Userなど、別名義のAeroplanアカウントへ移行した場合は対象になりません。
Global Entry・TSA PreCheck・NEXUS申請料金クレジット
The Aeroplan CardでGlobal Entry、TSA PreCheckまたはNEXUSの申請料金を支払うと、4年ごとに最大$120のステートメントクレジットを受け取れます。
3つのプログラムのうち、最初にカードで支払った1件のみが対象です。Authorized Userの申請料金を本会員のカードで支払った場合も対象になりますが、カードアカウント全体で4年ごとに1回までとなります。

Global Entry & TSA PreCheck 特典付きのおすすめクレジットカード
Global Entry & TSA PreCheck 特典付きのクレジットカードをまとめました。
【ポイント還元率】

The Aeroplan Cardのポイント還元率は以下のとおりです。
- 3倍:Air Canadaからの直接購入
- 3倍:ダイニング
- 3倍:グロッサリーストア
- 1倍:その他の利用
Air Canadaから直接購入した航空券だけでなく、ダイニングとグロッサリーストアでも3倍になるため、日常的な支払いでもAeroplanポイントを貯めやすいカードです。
ダイニングにはレストランでの利用に加えて、テイクアウトや対象となるデリバリーサービスも含まれます。
一方、Air Canadaの公式サイトで購入できる商品であっても、ギフトカード、ホテル、レンタカー、機内Wi-Fiなどは3倍の対象外です。また、旅行代理店や旅行予約サイトを通じて購入したAir Canadaの航空券も対象外となります。
さらに、1カ月のカード利用額が$2,000に達するごとに、500ボーナスポイントを獲得できます。
- $2,000の利用:500ボーナスポイント
- $4,000の利用:1,000ボーナスポイント
- $6,000の利用:1,500ボーナスポイント
ボーナスは毎月最大1,500ポイントです。$2,000単位で利用した場合は通常の還元に加えて実質0.25倍が上乗せされるため、3倍カテゴリーでは最大3.25倍、その他のカテゴリーでは最大1.25倍相当になります。
【対抗カード】
Chase Sapphire Preferred
やはり王道はポイントを柔軟に使えるコンシューマカードです。
もしSapphire Preferredをまだ作っていないのであればAeroplan Cardよりこのカードの優先度は高いです。
ポイントはUnitedにもAir Canadaにも転送出来るので広い範囲の特典航空券を狙っていけます。

Chase Sapphire Preferred 評価レビュー - アメリカ最強カードの1枚
Chase Sapphire Preferredについて解説しています。Chaseの中で最初に挑戦するならこのカード!
United Explorer Card
同じスターアライアンス系でもアメリカ国内での使用勝手はUnited系のカードの方が高いでしょう。
Hyattとの提携特典などAir Canadaにこだわる理由が無いのであればこちらがおすすめです。

United Explorer Card 評価レビュー
空港ラウンジのワンタイムパスがもらえたり、特典運賃にアクセス出来たりと初年度無料なのに太っ腹のカード、United Explorer Cardについて解説しています。
【Chase のクレジットカードについて】
Chase 5/24ルールについては下記記事で詳しく解説しています。

【保存版】Chaseの5/24ルールについて解説【対象内/対象外】
アメリカのChaseの5/24ルール、クレジットカード申し込みの際のルールについて例を用いて説明します。また例外、対策も。
【紹介リンク】

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【まとめ】

The Aeroplan Cardは、Air CanadaやAeroplanポイントを活用する人に適した年会費$95のカードです。
特に、新規会員にAeroplan 25Kステータスが付与され、90日以内の20泊でHyatt Globalistを目指せる点が大きな魅力です。
AeroplanとHyattのポイントは相互に移行できますが、交換レートは2対1と良くありません。特典航空券やホテル宿泊に必要なポイントが少しだけ足りない場合を除き、基本的にはおすすめしません。
Air Canadaの利用者やHyatt Globalistを目指す人には魅力的ですが、それ以外の人には優先度が低いカードです。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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