ハイアットグループは「パークハイアット」や「グランドハイアット」などのブランドでホテルを持つ世界大手のホテルグループです。
日本でも人気のあるブランドですがアメリカでももちろん人気のブランドです。
そしてそんなハイアットのクレジットカード、World of Hyatt Credit Cardは日本では手に入らないクレジットカードです。
【評価・年会費・特典】
World of Hyatt Credit Card | ||
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おすすめ度 | ★★★★☆ | |
カードブランド | Chase / Visa / Personal | |
年会費 | $95 | |
ポイント還元率 | 9x | Hyatt |
2x | レストラン、航空券、フィットネスクラブやジムのメンバーシップ | |
1x | その他 | |
サインアップボーナス | ①30,000 + ②30,000 Hyatt Points | |
ボーナス条件 | ①3カ月以内に$3,000の使用 ②最初の6ヵ月間は還元率1%カテゴリが2倍(上限30,000ポイント) |
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その他特典 |
ディスカバリストステータス 毎年5泊の宿泊実績 カード更新時に1泊の無料宿泊特典 暦年で$15,000使用するとさらに1泊の無料宿泊特典 カード利用$5,000ごとに2泊の宿泊実績 |
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外国為替手数料 | なし | |
公式サイト | chase.com |
World of Hyattは高級感があり、人気の高いホテルブランドです。
主要ホテルブランドのヒルトン、マリオット、IHGと比べても一番好きという方も多くいらっしゃるのは無いでしょうか。
日本ではWorld of Hyattのポイントの貯まるクレジットカードは発行されていません。このカードを発行出来るのはアメリカに住んでいる人だけの特権です。
そのため駐在員が日本に帰る際にこのカードだけは残していくといった話もよく聞きます。
クレジットカードを維持している限りはポイントの有効期限はありませんが、カードを解約した場合は24カ月にポイントの増減が無いとポイントは消失します。
【サインアップボーナスについて】
公式サイトではサインアップボーナスの前半部と後半部を合算したポイントで表記されていますが、内容を見てみると実質的には前半部のポイントのみが主なサインアップボーナスと捉えても良いと思います。
サインアップボーナスの前半はカード利用一定額で一定のポイントを貰える、他のカードと同様の方式のボーナスです。
問題は残りの後半で、これはカード作成時から最初の6カ月間、このカードの使用した場合に通常$1で1ポイント貰えるカテゴリで2ポイント貰えるようになるというものです。これの上限が30,000ポイントということです。
つまり30,000ポイントを獲得するためには6カ月で$30,000の使用が必要であり、これは結構大変です。
同年会費クラスのChase Sapphire Preferredは3カ月$4,000使用で60,000ポイント獲得でき、このポイントはハイアットポイントに1:1で転送できます。
つまりこのカードはサインアップボーナスを主目的で作るカードとは言えないということです。
期間限定のサインアップボーナス
通常時のサインアップボーナスは上記で紹介した通りですが、過去には以下のような期間限定のオファーがありました。
2つ目の方は大したことないオファーですが、1つ目の5泊の無料宿泊特典オファーは非常に優れたオファーです。
ただし2024年10月頃に1度出現したことがあるだけで、今後出現するかは分かりません。
優れたサインアップボーナスを待つかどうかは個人の選択にはなると思いますが、このカードのサインアップボーナス以外の特典が気に入っているなら来るかどうか分からないものを待つ必要は無いのかなと思います。
【無料宿泊ボーナス】
グランドハイアット福岡 from hyatt.com |
このカードが人気な大きな理由の1つはカード更新時に貰えるカテゴリ4までのスタンダードルームでの無料宿泊のボーナスです。
例えば日本のカテゴリ4のホテルではグランドハイアット福岡がありますがこちらの1泊は¥36,000です。
アメリカの場合、同じくカテゴリ4のハイアットプレイス シカゴ/ダウンタウンでは1泊$414します。
これらのホテルで無料宿泊特典を使えば年会費$95は余裕で取り返すことが出来ます。つまり年1回以上 Hyatt ホテルに泊まる見込みのある人は作るだけ得なカードと言えます。
そしてもちろん、ハイアットのホテルはクオリティが高いので World of Hyatt Credit Card は人気なのです。
このカードはこの無料宿泊券が本体と言っても過言では無いかもしれません。
ちなみにこのカテゴリ区分けは結構頻繁に見直しが行われるので、高いカテゴリだったホテルが下のカテゴリに降りて来て無料宿泊券が使えるようになったり、下のカテゴリだったホテルが上のカテゴリに行って無料宿泊券が使えなくなったりします。
公式サイトのこのページでカテゴリ別に検索出来ますので使うときに調べてみましょう。
【ディスカバリストステータス】
詳しい説明は公式サイトに記載されています。
ディスカバリストの特典はボトルウォーターとレイトチェックアウトがちょっと嬉しいかなくらいでステータス目的でこのカードを作るほどではありません。
おまけ程度に考えておいて良いでしょう。
【カードを利用するとさらに特典】
このカードではカード利用で以下の特典が得られます。
つまり暦年で $15,000 利用することで1泊の無料宿泊特典と6泊の宿泊実績を獲得出来ます。
これは Hyatt Globalist 目指す方には以下で紹介する5泊の宿泊実績と合わせて嬉しい特典です。
Hyatt 派で無くとも非常にお得なカードではありますが、Hyatt 派の人にとってはさらに魅力的なカードと言えるでしょう。
私もこのカードを所持していますが、毎年$15,000使うことを目標にしています。
【その他の特典】
毎年5泊の宿泊実績
カードを持っているだけで毎年5泊の宿泊実績がもらえます。
このカードのみで Discoverist のステータスがもらえますが、その上の Globalist を目指す方には嬉しい特典です。
ただし通常の60泊で Globalist を取得するのではなく、期間限定で規定数の宿泊をすることで獲得を目指す、いわゆる Globalist Status Challenge ではこの5泊やカード利用でもらえる宿泊実績はカウントされませんので注意しましょう。
【ポイント還元率】
基本$1使用で1ポイントで、ハイアットホテルでの使用で9倍、レストラン・エアラインから直接購入した航空券・地元の交通機関/通勤・フィットネスクラブやジムのメンバーシップで2倍、その他で1倍となっています。
9倍の内訳はクレジットカードの特典の4倍ボーナスポイントと、ワールドオブハイアットのメンバーの5倍ベースポイントになります。
ハイアットのポイントは価値が高いので2倍カテゴリでなら使っても良いかもしれません。
【Chase のクレジットカードについて】
Chase 5/24ルールについては下記記事で詳しく解説しています。
【Hyatt のポイントについて】
Hyatt ポイントの価値はおおよそ1ポイントあたり 1.5 ~ 2 セント程度と、他のホテルプログラムのポイントと比べて価値が高く、Chase UR ポイントの転送先としても非常に人気です。
またポイントの有効期限は通常は最後の増減から24ヵ月となりますが、World of Hyatt Credit Card もしくは World of Hyatt Business Credit Card を持っていると無期限となります。
Hyatt ポイントが欲しいだけの場合はこのカードを積極的に使うより、Chase Sapphire Preferred などの Chase の UR ポイントの貯まるプロパーカードを使って、そのポイントを Hyatt へ転送する方が効率が良いでしょう。
このカードは Hyatt ホテルで使う以外はポイント効率が良いとは言えないので、宿泊実績や無料宿泊特典獲得を目指す場合以外は積極的に使わなくてもいいかもしれません。
【合わせて使いたいカード】
World of Hyatt Business Credit Card
World of Hyatt Business Credit Card はカード利用でもらえる宿泊実績が $10,000 につき 5泊とパーソナル版より効率が良いです。
そのためハイアットの宿泊実績をカードで稼ぐつもりの人にはこちらのカードもおすすめです。
ただしカード利用による無料宿泊特典はありませんので、暦年の最初の$15,000利用はパーソナル版、そのあとはビジネス版と使い分けるのがおすすめです。
【対抗カード】
Hilton Honors Surpass
こちらは Amex 発行のカードで年会費は少し高く $150 となっています。
Hilton はやろうと思えば4種類のクレジットカードをすべて作ることも出来ますのでサインアップボーナスでポイントを獲得しやすい点が優れています。
Marriott Bonvoy Boundless
Marriott Bonvoy Boundless は優秀なサインアップボーナスのプロモーションを行っていることも多く、将来 Ritz-Carlton Credit Card へのランクアップも目指せるのも面白い点です。
ただ Marriott のカードは Amex と Chase にブランドがまたがっており、承認ルールが複雑なのが難点です。
IHG Rewards Premier
IHG Rewards Premier も年会費 $99 でありながら特別な出費が必要なく、無料宿泊特典が受け取れます。
その無料宿泊特典も Hyatt と違い手出しでポイントを追加することで上のランクのホテルに泊まることが可能になるなど柔軟性の面では評価が高いです。
【申込リンク】
ここまでの解説で World of Hyatt Credit Card を作ろうと思った方は下記公式リンクから申し込みが行えます。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。Hyatt ホテルに年1回でも泊まる人にとっては持ってるだけで得なカードです。
さらにカード利用による追加の無料宿泊特典や宿泊実績などグローバリストを目指す人にも嬉しい特典があり、Hyatt 派は是非作っておきたい1枚です。
日本に Hyatt ブランドのクレジットカードはありませんので、アメリカに居るものの特権としてこのカード作るのを検討してみてはいかがでしょうか。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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