
Delta SkyMiles Reserve American Express Cardはラウンジアクセスやデルタの上級会員へのブーストなど、デルタ航空を頻繫に使う人に向けた特典が魅力のカードです。
またデルタ航空はアメリカの顧客満足度ランキングでも上位の常連なので、より良いサービスを受けたい人にとってはおすすめのエアラインでもあります。
【評価・年会費・特典】
Delta SkyMiles Reserve | ||
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おすすめ度 | ★★★☆☆ | |
年会費 | $550 | |
ポイント還元率 | 3% | デルタでの購入 |
1% | その他 | |
サインアップボーナス | 60,000 Miles | |
ボーナス条件 | 6カ月以内に$6,000の使用 | |
その他の主な特典 |
マイルを使った特典航空券15%オフ 優先搭乗・預入手荷物1つ無料等のデルタ利用時の特典 上級会員へのステータスブースト デルタスカイクラブへのアクセス センチュリオンラウンジへのアクセス |
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外国為替手数料 | なし | |
公式サイト | americanexpress.com |
2023/08/03更新:85,000 Delta Milesのボーナスは終了しました。(60,000 Delta Milesへ)
まずこのカードのメリットの多くは下位カードのDelta SkyMiles Platinumや、Amex最高級カードのAmex Platinumと競合します。
このカードの申請前にこの2枚位については最低限、比較することをおすすめします。
デルタ航空をそこそこ利用する人でも優先搭乗や預け入れ手荷物1つ目無料、特典航空券の割引等の特典は下位カードのDelta SkyMiles GoldやDelta SkyMiles Platinumも持っているためこれらのカードで十分と言う方も多いでしょう。
空港ラウンジ等の高級カードのの特典を楽しみたいといった方は、より汎用性の高いAmex Platinumの方が満足できるかもしれません。
これらのカードより優れているこのカードならではの特典はデルタ航空の上級会員(メダリオンステータス)へのブーストとファーストクラスにも使えるコンパニオンパスでしょう。
デルタ航空、またはスカイチームの上級ステータスを目指す人にとっては作るべき価値のあるカードと言えます。

【ルール】アメリカンエクスプレスクレジットカードについて知っておくこと12選
アメリカのAmexカードについてのルールや小ネタを紹介します。
【サインアップボーナス】

現在のサインアップボーナスは6カ月以内に$6,000を使用することで60,000 Milesをプレゼント、と言うものです。
デルタマイルの使い道はアメリカ国内線で使うのがおすすめの使い方です。
行く場所が決まっていなくてお得な航空券を探している場合は、素直に公式サイトの特典航空券のページを使うのが分かりやすくておすすめです。
自分の最寄りの空港を設定すれば現在のお得な航空券が表示されます。
【デルタ航空に関する特典】

このカードにはデルタ航空利用時に活躍する多くの特典があります。
特典航空券15%オフ
デルタ航空で直接航空券をマイルを使って予約した場合、15%オフのマイルで予約することが出来ます。
アカウントを連携していれば自動で適用されます。また支払いにDelta SkyMilesカードを使用することが条件です。
ただこの特典はDelta SkyMiles Blue以外のデルタのクレジットカードに付随する特典です。
また手数料の類は割引されません。
ラウンジアクセス

Delta SkyMiles GoldやDelta SkyMiles Platinumとの差別化されている特典の1つがこのラウンジアクセスです。
このカードで購入したデルタの航空券を持っている場合、下記の2種類の空港ラウンジを無料で利用できます。
ただし同伴者は有料で1人$50で最大2名までです。
デルタスカイクラブに関しては毎年2枚のワンタイムゲストパスの特典が付いていますので、年2名1回もしくは1名2回は無料でゲストも利用できます。
注意点としてはラウンジアクセスについてはデルタ航空のチケットが必要な点です。
つまりAmerican航空やUnited航空を利用している時は、このクレジットカードを持っていてもデルタスカイクラブやセンチュリオンラウンジへは入場出来ません。
コンパニオンパス

もう1つの差別化された特典がこのカード更新時に受け取れるコンパニオンパスです。
コンパニオンパスとは1枚の航空券の値段で同じチケットを2枚手に入れることの出来るチケットです。2 buy get 1 freeと言えば分かりやすいでしょうか。(税+手数料は別)
つまり2人での旅行に最高の特典です。
Delta SkyMiles Platinumのコンパニオンパスと違い、Delta SkyMiles Reserveのコンパニオンパスはエコノミークラスに加えて、ファーストクラス(座席クラス:I, Z)やコンフォート+(座席クラス:W,S)でも利用できます。
コンパニオンパスを利用するには制限があり、アメリカ本土48州内の国内線に限られます。つまりハワイ、アラスカ、プエルトリコ、米領バージン諸島は除きます。
最近は航空チケットが高騰していることもあり、この特典が使える人にとっては年会費分をペイ出来る非常に大きな特典です。
またこのコンパニオンパスは譲渡可能です。個人的に使えない場合は家族や友人にあげて使ってもらいましょう。
座席アップグレード
デルタの上級会員ステータスを持っている場合、このカードを持っていると座席アップグレードの優先順位が同じ上級会員ステータスよりも高くなります。
上級会員のステータスを持っていない場合は、上級会員の座席アップグレードの次に座席アップグレードが優先されます。
預け入れ手荷物1つ目無料・優先搭乗
カード所持者と最大8名(合計9名)がこの特典を受けられます。
この特典はデルタのスカイマイルアカウントに関連付けされているため、このクレジットカードを使用して支払いをするかは影響を受けません。
この特典もDelta SkyMiles Blue以外のデルタのクレジットカードに付随する特典です。
機内販売20%オフ
デルタ航空運航便で、対象となる事前購入済みの食事と機内での食品、アルコール飲料等などの購入に対して、クレジットとして20%を還元します。
この特典もDelta SkyMiles Blue以外のデルタのクレジットカードに付随する特典です。
【メダリオン(上級会員)ステータスブースト】

このカードを使用することでデルタ上級会員になるための資格が達成しやすくなります。
1つはMQMの獲得、もう1つはMQD免除です。
デルタ会員の資格について詳しくない人にとってはさっぱりだと思いますので、まずはデルタ上級会員の資格要件を確認していきましょう。
ランク | 必要要件1 | 必要要件2 |
---|---|---|
SILVER | 25,000 MQMs or 30 MQSs | $3,000 MQD |
GOLD | 50,000 MQMs or 60 MQSs | $8,000 MQD |
PLATINUM | 75,000 MQMs or 100 MQSs | $12,000 MQD |
DIAMOND | 125,000 MQMs or 140 MQSs | $20,000 MQD |
上級会員になるためにはデルタ航空でフライトを予約し、利用距離やフライト回数、使用金額を積み重ねる必要があります。
上級会員になると座席がアップグレードされやすくなるだけでなく、フライトで獲得できるマイルも上がります。上級会員の特典について詳しくは公式サイトをご確認ください。
MQMの獲得
MQM : Medallion Qualification Milesは簡単に言うとデルタ航空を利用した距離です。ただしベーシックエコノミーでは貯まりません。
暦年で数えてDelta SkyMiles Reserveカードで$30,000使うごとに15,000 MQMsを獲得し、上限は60,000 MQMsです。
デルタ航空を乗らずに上級会員ステータスを狙うのは中々大変なので、あくまで補助手段と考えた方が良いでしょう。
ちなみにMQS : Medallion Qualification Segmentsはデルタ航空を利用した回数です。こちらもベーシックエコノミーでは貯まりません。
MQDの免除
MQD : Medallion Qualification Dollarとは簡単に言うとデルタ航空でどれだけの金額を使ったかという指標です。
この特典はSilver, Gold, Platinumの場合はこのカードで年間$25,000を使う事でこの要件を免除されます。
つまりデルタ航空でお金を使わなくても、このDelta SkyMiles Reserveカードを使ってくれればいいよ、という事です。
ちなみにDiamondの要件を免除する場合は年$250,000を使う必要があります。(タイプミスでは無く、$250,000)
これならデルタ航空で$20,000使った方が早い気がしますがどうなんでしょうか。
詳細は公式サイトもご確認ください。
【その他の特典】

Global EntryまたはTSA Precheckクレジット
これらに対し最大$100のクレジットが得られます。
各種保険
手荷物保険(紛失、破損、盗難)、旅行遅延保険、レンタカー損害保険等が付属します。
コンシェルジュ
カードの裏面にある番号に電話することでコンシェルジュが利用できます。
【ポイント還元率】

Delta SkyMiles Reserveは基本$1使用で1マイルで、デルタ航空での購入で3倍、その他で1倍となっています。
デルタ以外ではお得にマイルが貯まるとは言えませんが、前述の上級会員へのブーストのためにはある程度の年間での利用が必要になります。
【対抗カード】
Amex Platinum

年会費はこのカードより高くなりますが空港ラウンジへのアクセスのメリットを重視するならこのカードに勝るカードはありません。
使用エアラインに影響されずにセンチュリオンラウンジのみならず多くの空港ラウンジへのアクセスを可能にします。
ただしエアライン上級会員へのボーナスはありませんのでその点がこのカードと異なる点です。

【憧れのステータスカード!】高級カードは元は取れるのか⁉ アメリカ版アメプラ The Platinum Card(American Express)レビュー
アメリカのクレジットカードのレビュー及び特典、おすすめ度、どんな人に向いているかを解説しています。
Delta SkyMiles Platinum

預け入れ荷物や優先搭乗の特典を重視するなら下位カードのSkyMiles Platinumやさらに下のDelta SkyMiles Goldでも十分な可能性があります。
SkyMiles Platinumはファーストクラスでは利用できないものの、コンパニオンパスも付随しますのでコスパが良いです。

【デルタ派】Delta SkyMiles Platinum American Express Card 評価レビュー
Delta SkyMiles Platinumカードについての解説です。
Delta SkyMiles Reserve Business

SkyMiles Reserve Businessはこのカードと非常に似た特典を持っています。
ミニマムスペンドは若干厳しくなりますが、ビジネスカードに抵抗が無ければこちらがおすすめです。
【紹介リンク】
もしここまでの解説でDelta SkyMiles Reserve American Express Cardを作ろうと思った方は下記リンクから作ってもらえると紹介ポイントが入るので当サイトを応援して下さる方はよろしくお願いいたします。
ただし紹介リンクのオファーと公式のオファーでもらえるポイントに差がある場合がありますので、よくチェックしてもらえるポイントが大きい方のオファーを使ってください。
このクレジットカードを作った方または持ってる方はコメント欄またはTwitterのDMで紹介リンクをご連絡をください。
記事中に読者様の紹介リンクとして紹介いたします。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。まとめるとこのカードは以下のような方におすすめです。
正直それ以外であれば、対抗カードで紹介したカードの方がおすすめです。
ただしAmexカードのサインアップボーナスの受け取りは生涯一度なので、サインアップボーナスのデルタマイル狙いでカードを繰り返し作ってる人にも選択肢となるかもしれません。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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