航空会社のクレジットカードはキャッシュバックのクレジットカードや様々なポイント提携先を持つクレジットカードよりも汎用性の面で劣りますが、その反面その航空会社に特化した恩恵を得られます。
今回は航空会社のクレジットカードの中でも人気の高いアメリカン航空の Citi / AAdvantage Platinum カードについて解説していきます。
【評価・年会費・特典】
Citi® / AAdvantage® Platinum Select® World Elite Mastercard® | ||
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おすすめ度 | ★★★★☆ | |
カードブランド | Citi / Mastercard / Personal | |
年会費 | $99 (初年度無料) | |
ポイント還元率 | 2x | アメリカン航空 レストラン、ガソリンスタンド |
1x | その他 | |
通常サインアップボーナス | 50,000 Miles | |
ボーナス条件 | 3カ月以内に$2,500の使用 | |
その他の主な特典 |
最初の預け入れ手荷物無料 優先搭乗 チケット$125割引($20,000/年 以上の利用) 機内での食べ物・飲み物25%割引 |
|
外国為替手数料 | なし | |
公式サイト | citi.com |
他の航空会社のクレジットカードプログラムと比較した時にアメリカン航空のクレジットカードプログラムの特徴として以下が挙げられます。
デルタ航空のマイルは Amex MR ポイントから、ユナイテッド航空のマイルは Chase UR ポイントから転送することが出来ますが、アメリカン航空は汎用ポイントから転送出来ないためマイルの獲得の手段が自ずと限らてきます。
そのためアメリカン航空のマイルが欲しい場合は何らかのアメリカン航空のクレジットカードを作るということは非常に理にかなった戦略と言えます。
ちなみに以前は Bilt Rewards からアメリカン航空のマイルへ転送することが出来ましたが2024年6月にそのパートナーシップも消滅しました。
アメリカン航空のクレジットカードは Citi からパーソナル3種とビジネス1種、Barclays からパーソナル1種発行されており、Barclays の1枚はこの Citi / AAdvantage Platinum Select と似たスペックをしているのでよく比較すると良いでしょう。
ちなみに Barclays からもビジネスカードが以前は発行されていましたが長らく新規申し込みは出来なくなっています。
【サインアップボーナス】
以下のサインアップボーナスが一般的なオファーです。
初年度は年会費無料なことを考えれば通常のサインアップボーナスも悪くないです。
とは言え先ほどお伝えしたようにアメリカン航空のマイルは他のポイントプログラムからの転送が出来ない(もしくは非常にレートが悪い)のでサインアップボーナスは出来るだけ高いマイルを獲得しておきたいです。
Citi / AAdvantage Platinum Select の期間限定サインアップボーナスには以下のようなものがありました。
80,000マイル獲得のオファーも確認したこともありますが、こちらは郵送レターで対象者を限定しているようで誰でも申し込めるオンラインのオファーではありませんでした
サインアップボーナスを2回以上欲しい方は48カ月期間をあければもらうことが出来ると思いますが、それを狙うときはそのオファーの獲得条件をよく読むことをおすすめします。
【アメリカン航空のハブ空港】
アメリカン航空の本社はテキサス州にありますので、ダラス・フォートワース空港がメインのハブ空港で、それ以外のハブ空港は以下にリストします。
国内線だけでなく、国際線も充実しているので使いやすい航空会社なのは間違いないです。
これらの空港が最寄り空港の方にとっては特に使いやすいエアラインなのではないでしょうか。
アメリカン航空は JAL と同じワンワールド系列なので日本行きの便には JAL との提携便もあります。
特にダラス(DFW)とニューヨーク(JFK)は東京までの路線で JAL の最新機材エアバス A350-1000 が運航していますので、これのビジネスクラス以上なんかに乗れれば最高です。
【エリートステータス獲得に向けて】
AAdvantage のカードを持っていればクレジットカードで$1の利用に付き、1ロイヤリティポイントを獲得することが出来ます。
これはカード利用で獲得できるマイルとは別物ですので、ボーナスカテゴリ等で増えることも無く、$1で1ポイントを超えて獲得することは出来ません。
そしてエリートステータスに必要なロイヤリティポイントは以下になります。
必要ポイント | ステータス |
---|---|
40,000 |
AAdvantage Gold oneworld Ruby |
75,000 |
AAdvantage Platinum oneworld Sapphire |
125,000 |
AAdvantage Platinum Pro oneworld Emerald |
200,000 |
AAdvantage Executive Platinum oneworld Emerald |
Citi / AAdvantage Executive クレジットカードはロイヤリティポイントのブースト特典があるので合わせて持つのも手でしょう。
もちろんアメリカン航空を利用することが本来のメインのロイヤリティポイントを稼ぐ方法で、ステータスが上がるごとに獲得率が良くなっていきます。
それ以外にもAAdvantage のショッピングポータルを使う、SimplyMilesのオファーを利用する、AAdvantage Hotelsを利用してホテルを予約するなど、ロイヤリティポイントを稼ぐ手段は複数ありますので、これらを最大限組み合わせてエリートステータスを狙っていきましょう。
ちなみにAAdvantage のロイヤリティポイントが集計される1年は3月から始まり2月に終わります。他の一般的な1月開始の12月終わりではないので注意しましょう。
【その他の特典】
最初の預け入れ手荷物無料
同じ予約で本人と最大4人の同伴者まで無料になります。
優先搭乗
こちらも同じく、同じ予約で本人と最大4人の同伴者までが対象になります。
チケット$125割引($20,000/年 以上の利用)
暦年ではなくカード作成時より1年で$20,000利用すると、航空券が$125割引きになる権利を獲得します。
有効期限は獲得より1年ですので、早めに使うようにしましょう。
機内での食べ物・飲み物25%割引
下位カードのAAdvantage MileUp Cardにも付属する特典です。
特別これと言って大きなメリットでは無いかと思います。
【ポイント還元率】
AAdvantage Platinum は基本$1使用で1マイルが獲得でき、アメリカン航空での利用・レストラン・ガソリンスタンドで2倍、その他で1倍となっています。
還元率は特別良いわけでは無いですが、前述のとおりアメリカン航空のマイルは手に入りずらいので、このカードを積極的に使っていくのもありな選択肢です。
貯まったマイルの使い道は当然エアラインチケットになるわけですが、お得なチケットの探し方は下記記事で解説しています。
上手くタイミングが合えばマイアミからリマまでビジネスクラスで25,500マイルのような超お得なチケットが見つかるかもしれません。
【Citi のクレジットカードについて】
【対抗カード】
AAdvantage Aviator Red World Elite Mastercard
アメリカン航空のクレジットカードには同じく年会費$100クラスのパーソナルカードでBarclaysから発行されているバージョンもあり、それがこのAviator Redです。
サインアップボーナス狙いならこちらのカードも悪くなく、検討に値するカードです。
CitiBusiness / AAdvantage Platinum Select
こちらはビジネスカード版の AAdvantage Platinum です。
サインアップボーナスが若干良いのでビジネスカードに抵抗のない方はこちらもおすすめです。
【紹介リンク】
もしここまでの解説で Citi / AAdvantage Platinum Select Mastercard を作ろうと思った方は下記リンクから作ってもらえると私にも紹介ポイントが入るので大変うれしいです。
ただし紹介リンクのオファーと公式のオファーでもらえるポイントに差がある場合がありますので、よくチェックしてもらえるポイントが大きい方のオファーを使ってください。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
エアライン系のクレジットカードはおすすめと言われるカードでも、住んでる場所や行きたい場所によって万人に合うカードというものは無いでしょう。
もしアメリカン航空をある程度使う見込みがあるのでしたら Citi / AAdvantage Platinum は非常におすすめのカードです。
初年度は年会費無料なので最悪カードを作って1年後にダウングレードや閉じることも出来ますので、気軽に作ることが出来ます。
ただしクレジットカードをたくさん作りたい人はパーソナルカードですので Chase 5/24 にはカウントされますので気を付けましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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