
今回はHiltonホテルのクレジットカードを最大限活用するカード作成プランを解説していきます。
作って終わりではない、使いまわし術を参考にしていただければと思います。
【注意事項】

このプランを遂行すると以下のカード作成枠を圧迫します。
Chaseのカードは24カ月以内に5枚のクレジットカードを作っていると新たに作れなくなります。
今回紹介した方法を使うと半年で3枚のパーソナルカードを作ることになります。
Amex は同時に持てるクレジットカードを5枚に制限しています。
今回紹介した方法を使うと3枚のクレジットカードを同時に持つことになります。
ある程度作りたいChaseのカードを作成した後で試すことをおすすめします。
Amex 5枚ルールはチャージカードのAmex GoldやAmex Platinumは影響を受けませんので安心していただいて大丈夫ですが、Amex MarriottやAmex Deltaの作成に制限がかかることはご承知の上実行ください。
【基本ステータス比較】
まずはHiltonカードの基本スペックをおさらいしておきましょう。
Honors | Surpass | Aspire | Business | |
---|---|---|---|---|
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|
パーソナル | パーソナル | パーソナル | ビジネス | |
ブランド | American Express | |||
年会費 | $0 | $150 | $550 | $95 |
通常ボーナス | 80,000 | 130,000 | 150,000 | 130,000 |
ボーナス要件 | $2,000/6ヶ月 | $3,000/6ヶ月 | $6,000/6ヶ月 | $3,000/3ヶ月 |
付与 ステータス |
シルバー | ゴールド | ダイヤモンド | ゴールド |
Hilltonクレジット | 無し | $50/四半期 (計$200/年) |
$200/半年 (計$400/年) Resort |
無し |
無料宿泊特典 | 無し | $15k利用後1回 | 無条件1回/年 $30k利用後1回 $60k利用後1回 |
$15k利用後1回 $60k利用後1回 |
カテゴリ別ポイント還元率 | ||||
Hiltonホテル | x7 | x12 | x14 | x12 |
フライト | x3 | x3 | x7 | x6 |
レンタカー | x3 | x3 | x7 | x6 |
レストラン | x5 | x6 | x7 | x6 |
スーパーマーケット | x5 | x6 | x3 | x3 |
ガソリンスタンド | x5 | x6 | x3 | x3 |
オンラインリテール | x3 | x4 | x3 | x3 |
配送 | x3 | x3 | x3 | x6 |
電話 | x3 | x3 | x3 | x6 |
その他 | x3 | x3 | x3 | x3 |
その他特典 | 特になし | 特になし | 各クレジット | Priority Pass 10回券 |
2024年1月17日までパーソナルカードはリニューアル記念でサインアップボーナスが増額中です。
ビジネスも含めた総年会費は$795、サインアップボーナスの総額は通常時で490,000 Hilton Honors Bonus Pointsです。
かなり高額な年会費になりますが、各クレジットを上手く使えるのなら十分に元は取れます。
カードをそろえれば幅広いカテゴリで高い還元率で使うことが出来ます。
カード利用による無料宿泊特典は無理に狙う必要はありませんが、Hiltonカードの利用をメインに考えているならSurpass から狙っていきましょう。
作るだけでダイヤモンドステータスが手に入り、無条件の無料宿泊特典が1回貰える Aspire がずば抜けて性能が高いのでこのカードの活用を重視します。
細かいカードの解説については各記事をご確認ください。

Hilton Honors Card評価レビュー
Amexの年会費無料カードHilton Honors Cardの評価レビューです。

Hilton Honors Surpass 評価レビュー - 2023年10月大幅改定!
Hilton系のクレジットカードの中でも中級のHilton Honors Surpassについて解説していきます。

Hilton Honors Aspire 評価レビュー - 2023年10月大幅改定!
カードを作るだけでダイヤモンドステータス付与のHilton Honors Aspireについて解説していきます。

【ビジネス版】Hilton Honors Business Card評価レビュー
Hilton Honors Business Cardについて評価しています。
【初年度の作成プラン】

初年度は1枚目にHilton Honors Card、その3ヵ月後にHilton Honors Aspire、さらにその3ヵ月後にHilton Honors Surpassを作ることを目標とします。
これはAmexのクレジットカードは90日で2枚までしか承認されないため、期間を置いています。
1枚目、2枚目を短期間で作り、その90日後に3枚目を作ることも出来ますが、サインアップボーナスを貰うためのミニマムスペンドもありますし、管理もしやすいので3ヵ月ごとに作ると良いでしょう。
可能であればAspireは12月か6月の中旬~下旬くらいに年会費が発生するように調整すると、半年ごとのクレジットが2度使えるようになるのでお得です。
1枚目のHonors を作ってから最初の3ヵ月間はポイントを貯める期間です。2枚目のAspire を作ってから各カードのクレジットをフル活用してホテル利用をしていきましょう。
【2年目のプラン】

さて2年目は何を狙うのかと言えば、カードのダウングレードで年会費を抑える、そしてオファーを使ってのアップグレードを狙います。
Hilton Honors Card を作ってから1年目の時点でアップグレードオファーのチャンスがあります。ログイン後のオファーページにアップグレードオファーが表示されていれば最高。無ければAmex チャットを使う、電話をするなどしてオファーが無いか確認しましょう。
Honors は出来れば Aspire へのアップグレードを狙いたいところですが、オファーが良ければSurpass で妥協しても良いでしょう。
初年度に作った Aspire は Honors へダウングレードします。年会費が発生してから30日以内にダウングレードを申し込めば年会費は戻ってくるので、出来る限りクレジット特典を使ってからダウングレードを申し込みましょう。
初年度に作った Surpass は Honors が無事 Aspire へアップグレードされてればこちらも同様にダウングレードします。Honors が Aspire 出来なかった場合はこちらをAspireへアップグレードしましょう。
アップグレード/ダウングレードの申し込みはカード作成してから1年は待ってから行ってください。さもなければAmex のブラックリストに載る可能性がありますので無料カードはカード申し込み日を覚えておく、有料カードは年会費の発生後に連絡する、ということは徹底しましょう。
Amex のクレジットカードは2枚同じカードを持つことは問題ありませんので、ダウングレードして Honors を2枚持つことになっても問題ありません。
Aspire 不随のダイヤモンドステータスは規約上、Aspire のダウングレードと同じくして消失しますが、慣例的にはカードキャンセルやダウングレード後もしばらくは維持されるようです。(※ただしAmexの気分次第)
【3年目以降のプラン】

3年目以降は同様に、Aspire はダウングレードする。Honors か Surpass 1枚を Aspire へアップグレードする。オファーがあれば Surpass へのアップグレードも考える。オファーの無い Surpass はダウングレードする。と言うことをループしていきます。
毎年毎年都合よく、アップグレードオファーが手に入るとは限りませんので、オファー無しでアップグレードすることもあるでしょう。でも安心してください。Aspire は素でも十分に年会費をカバーできる優良カードです。
カードのアップグレードやダウングレードはカード作成枚数にはカウントされませんので、3年目ともあればChase 5/24枠も復活しているかもしれません。
【Hilton Honors Business の作り時】

Hilton Honors Business はサインアップボーナスの特典以外は、パーソナルカードを3枚も持っていれば、あまり有効活用出来ません。
そのため、ミニマムスペンドの余裕があり、Amex 5枚ルールの枠が空いている時にサインアップボーナス目的で作って、1年後に解約ということで良いでしょう。
時々期間限定でサインアップボーナスが増額するのでそのタイミングで作ることをおすすめします。
プライオリティパス10回券の特典はまだ利用しがいがありますが、このためにカードを維持するかと言われれば怪しいです。
【さらにHiltonポイントを欲しい時は】

やはり短期間で大量のポイントを得るのにはサインアップボーナスです。
Amex MRポイントはHiltonポイントへ1:2で転送、つまり1,000 MRポイントを2,000 Hiltonポイントへ転送できます。
そのためMRポイントの貯まるクレジットカード、つまり Amex Green, Gold, Platinum, Gold Business, Platinum Business、これらを作るのがおすすめです。
これら5枚はどのカードはAmex 5枚ルールにカウントされないチャージカードですし、特典も様々な面で優秀なので作って損することは無いでしょう。Hiltonカードには無い特典も多いのでおすすめです。
特にプラチナは旅行特化の特典が多いのでHiltonカードとの相性も良いです。
【紹介リンク】

もしここまでの解説でHiltonカードを作ろうと思った方は下記リンクから作ってもらえると私や紹介者様にも紹介ポイントが入るので大変うれしいです。
ただし紹介リンクのオファーと公式のオファーでもらえるポイントに差がある場合がありますので、よくチェックしてもらえるポイントが大きい方のオファーを使ってください。
紹介リンク(Honors)、 紹介リンク(Surpass)、 紹介リンク(Aspire)、 紹介リンク(Business)
【まとめ】

いかがだったでしょうか。
サインアップボーナスだけでなく、アップグレードオファーを活用する戦略を解説しました。
IHGやHyattはカードの種類が少なく同様の作戦は取れませんし、Marriottはカード作成の制約が多いためこれまた同様の作戦は取れず、Hiltonカードだけで取れる戦略になります。
パーソナルクレジットカードを3枚作るのは中々に枠を圧迫しますが、高級ホテルステイが好きな人にとっては中々面白い戦略だと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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