【保存版】Chase URポイント 最高の使い方について Ultimate Rewards Points解説

Chase Ultimate Rewards Points (以下 UR ポイント)は Chase の複数のクレジットカードで貯めることの出来るポイントです。
UR ポイントは比較的簡単に貯めることが出来、かつ使い道も幅広く価値の高いポイントです。
今回は Amex MR ポイントと並んでアメリカの二大クレジットカードポイントである Chase UR ポイントについて解説します。

【UR ポイントの価値と期限】

UR ポイントには友好期限は無く、Chase の対象のクレジットカードを持っている限り保持し続けることが出来ます。

そのポイントの価値は評価の基準にもよりますが、アメリカの大手サイトによると1.5～2セント程の価値として評価されることが多いようです。

最もシンプルな使い道としてはキャッシュバックによる1ポイント=1セント交換になりますが、中にはこれよりレートの低い使い道があるので注意しましょう。
エアラインマイルやホテルポイントへの交換、Chase Travel の活用など、使い方によっては1ポイント=2セント以上にもなります。

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【カード間のポイント移動】

大原則として UR ポイントはそれぞれのクレジットカードに紐づいています。
例えば Freedom Flex を使って貯まるポイントは Freedom Flex に、Ink Business Cash を使って貯まるポイントは Ink Business Cash に蓄積されます。

UR ポイントは自分の手持ちのカード間で移動することが出来ます。これが何の役に立つのかと言うと、UR ポイントは上位カードに移動することによって、より価値の高い使い道を得ることが出来るのです。

サインアップボーナスやポイント還元がドル表記だったり、"cash back"と表記されている Freedom Flex や Ink Business Cash のようなカードはキャッシュバックカードです。
これらのカードはキャッシュバックと書かれていますが、その実 UR ポイントで還元が行われます。
これらのカードしか持っていない場合、URポイントは1ポイント=1セントとしか使うことが出来ません。

これを上位カードにポイントを移動すればキャッシュバックカードでは不可能な提携先の航空会社マイルやホテルポイントへ UR ポイントを移行出来たり、Chase Travel Portal より高いレートでポイントを使うことが出来ます。

提携先へのポイント移行や、Travel Portalで1ポイント1セント以上で使えるのは上位カードの特権で、上位カードとは、Chase Sapphire Preferred, Chase Sapphire Reserve, Ink Business Preferred, Sapphire Reserve for Businessの4種類のことです。

そのため UR ポイントのお得な使い道としてまず、これらの上位カードのいずれかを作り、ポイントを集約させることになります。

例外として Ink Business Premier のポイントは他のカードに移動することは出来ません。

【Chase Travel ポータルを利用】

以前は1ポイントを Sapphire Preferred と Ink Preferred は 1.25 セント、Sapphire Reserve は 1.5 セントで無条件で使えましたが、Sapphire Reserve の特典改訂に伴って、この特典は無くなりました。
2025年6月23日以前に申し込んだカードをお持ちの方は、2025年10月25日までに稼いだポイントまでを2027年10月25日まで旧来の1.25セント/1.5セントレートで Chase Travel を利用出来ます。
旧来の1.25セント/1.5セントレートでの交換の代わりにポイントブーストという特典が追加されました。
これは通常は1ポイントは1セントとしか使えませんが、予約の内容によっては最大2倍の2セントで使えるというものです。
必ずしも Chase Travel ポータルを利用することがお得というわけではないので、現金での直接予約やマイル・ポイントを使った予約とよく比較することが大切になるでしょう。

ホテル利用

ホテルにもよりますが、Sapphire Reserve (Personal/Business)を持っている場合は最大2倍、Sapphire Preferred または Ink Preferred を持っている場合は最大1.5倍のレートで利用出来ます。
Reserve を持っていて Marriott や IHG のポイントブースト対象ホテルの場合、UR ポイントをホテルポイントに転送して予約するより、Chase Travel で UR ポイントを使って予約する方がお得になる可能性があります。
ただポイントブースト対象のホテルは基本的に高級路線です。

フライト利用

Chase と提携のある United 航空や Southwest 航空でポイントブーストの対象便が見つかります。
倍率は Sapphire Reserve (Personal/Business)を持っている場合、エコノミーは1.5倍、プレミアムエコノミーは1.75倍、ビジネスとファーストは2倍となっています。
Sapphire Preferred または Ink Preferred を持っている場合では、エコノミーは1.25倍、プレミアムエコノミーは1.5倍、ビジネスとファーストは1.75倍となっています。 American 航空や Delta 航空ではポイントブーストの対象便は見つかりませんでしたが、私の探し方が甘いのか、今後状況が変わっていくのかは分かりません。

【航空券のためにポイント移行】

UR ポイントは下記の提携先エアラインマイルへ1：1で移行することが出来ます。

Aer Lingus Avios

Air Canada Aeroplan

Air France KLM - Flying Blue

British Airways Avios

Emirates Skywards

Finnair Plus+

Iberia Avios

JetBlue

Qatar Privilege Club Avios

Singapore Airlines KrisFlyer

Southwest Rapid Rewards

United MileagePlus

Virgin Atlantic Flying Club

アメリカ国内線であれば Southwest や United が使いやすいでしょう。

エアラインマイルへの転送の真価は、マイルでしか取れない特典航空券を獲得出来ることにあります。

例えばこちらはシカゴから羽田空港行の片道運賃の検索結果です。
上下は同じANA便ですが、上が特典航空券、下が現金でのレートです。
ビジネスだと現金では1人$7,717とちょっと庶民には厳しい価格ですが、マイルであれば110,000マイル+$5.6とかなりお安くなることが分かるでしょう。

特典航空券を見つけること自体がハードルが高かったりもしますが、予約出来れば最高の使い道と言えるでしょう。

【ホテルのためにポイント移行】

URポイントは下記の提携先ホテルポイントへ1：1で移行することが出来ます。

World of Hyatt

IHG Rewards

Marriott Bonvoy

この中で断トツのおすすめ先は何といってもWorld of Hyattです。

上の例ですと1泊$844のパークハイアットニューヨークに40,000ポイントで泊まれるレートが確認できます。つまり1ポイント=2.1セントの価値で使えるということになります。
Hyatt は宿泊に必要なポイントがカテゴリーごとに固定ですので、このように素晴らしいレートが見つかりやすいです。

【ギフトカードへの交換】

多くのギフトカードとの交換は1ポイント=1セントなのでお得ではありませんが、時々ギフトカードをセールしています。
旅行にポイントを使う当てがなく、使う予定のあるギフトカードがお得に手に入るのなら選択肢には入りそうです。
ただし使う予定も無いのに安くなっているという理由だけで交換するのは止めましょう。結局使ってなんぼです。

【Pay Yourself Back】

Pay Yourself Backは直近90日、クレジットカードで買い物したものをポイントで支払いをすることが出来る仕組みです。
全てをポイントで支払うことが出来るわけではなく、カテゴリによって出来るかできないか、またレートも変わってきます。
1ポイント=1.25～1.5セントで交換出来る場合があるので、1ポイント=1セントで現金化するよりはマシですがあまりおすすめの選択肢ではありません。

【現金化】

UR ポイントは1ポイント=1セントで現金化することが出来ます。
このキャッシュバックはステートメントクレジット、小切手、ACH 送金で受け取ることが出来ます。
UR ポイントの使い道の最終手段で旅行に使う選択肢と比べるとおすすめは出来ませんが、使われることのないポイントで眠り続けるぐらいなら現金にして使い道を与えた方がマシだと個人的には思います。

【これだけは止めとけ！Amazon・Paypalでの使用】

Amazon と Paypal とアカウント連携することでURポイントで代わりに支払いをすることが出来ます。
ただしレートは1ポイント=0.8セント。最悪の選択肢と言っていいでしょう。 普通に1ポイント=1セントでキャッシュバックしてそれを使えば良いだけの話なので、選ぶ理由は無いです。

【その他の選択肢】

その他の選択肢として Apple 製品などポイントで買い物をすることも出来ます。
時々1ポイント=1セントを超える価値で交換出来るプロモーションをやっているので、そういう時に使うのはアリだと思います。

【URポイントを貯めるためのクレジットカード】

Chase の UR ポイントを貯めることの出来るカードはどれも魅力的です。
個人的なおすすめとしてはまず Sapphire Preferred から初めて、5/24ルールに抵触しないように Ink ビジネスを作り、支出要件の厳しい時は合間に Freedom を作るのが良いのではと思います。

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【まとめ】

UR ポイントは旅行に使うことでポイントの価値を最大化することが出来ます。
しかし旅行に使う以上にポイントが貯まってしまったのなら、時には現金化するなど使い道を与えた方が眠らせているよりかは良いと思います。
個人的には Hyatt ポイントに移管することが多いですが、たまに UR ポイントで iPhone を買ったりもします。
使い道は人それぞれですので、自分に合った使い道を模索してみてはいかがでしょうか。

以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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